千葉の木更津高専で女子向けコンピューター講座を開催
2025年11月15日(土)、千葉県木更津市の木更津工業高等専門学校(通称:木更津高専)にて、女子小中学生を対象とした「Girls Going Tech コンピューターの世界を知ろう!」が行われました。このイベントは、公益社団法人ガールスカウト日本連盟のバッジ取得講座を受ける機会を提供するもので、特に女の子たちがテクノロジーに興味を持つきっかけとなることを目的としています。
活気あふれる開講式
第1回目となる今回のイベントには、低学年向けの「ライト☆カーをつくろう!」や高学年向けの「Arduinoでメロディーと3分タイマーを作ろう♪」「電子オルガンを作ろう!」、中学生向けの「サイバーセキュリティ入門」という4つの講座が用意されました。開講式では、講師が各講座の内容を紹介した際に、受講者からは「おぉ~!」という歓声があがり、期待感が高まりました。
楽しい工作と学び
「ライト☆カーをつくろう!」では、電子回路を使い2進数を学びながら、光センサーで反応する車を製作しました。参加者は自分の好きな動物にデコレーションを施し、熱心に取り組む姿が印象的でした。工作の経験が豊富なスカウトたちが集まり、楽しみながら学ぶ姿が見受けられました。
高学年向けの「Arduinoでメロディーと3分タイマーを作ろう♪」や「電子オルガンを作ろう!」では、プログラミング技術を活用し、はんだごてを使った電子回路の製作を行いました。ここでも、子どもたちの好奇心が育まれ、コンピューターがどのように動作するのかを学ぶ重要な時間となりました。
サイバーセキュリティ入門
中学生向けの「サイバーセキュリティ入門」では、保護者も参加できる形で行われ、Linuxのコマンドを使った実習が行われました。意図しないコンピューターの動作を確認しながら、サイバー攻撃の基礎について学ぶことができ、将来への備えとして非常に意味のある学びとなりました。各講座の実施は2時間と、特に小学生には長い時間ではありましたが、参加者は高い集中力を維持し、楽しんで取り組んでいました。
参加者からの好評
参加者からは「とても楽しかった」「とても優しく教えてもらえた」という声が寄せられ、満足度の高い結果が得られました。また、アンケートには「コンピューターの仕組みについてもっと知りたい」「プログラミングを頑張りたい」といった声が多くあり、今後のSTEAM教育への関心の高まりを実感しました。このイベントを通じて、特に女子小中学生がテクノロジーに興味を持つ機会を提供できたことは、大きな成果と言えます。
未来に向けて
木更津高専では、次年度も別の会場でこのようなイベントを計画しており、引き続き小中学生向けのSTEAM教育に取り組む姿勢を強化していくことが期待されています。次世代の技術者育成に力を入れる木更津高専のさらなる展開が楽しみです。
木更津工業高等専門学校について
木更津高専は1967年に設立された国立の高等専門学校であり、これまでの58年間に8510名の本科卒業生を輩出し、さまざまな分野で活躍しています。幅広い教養を持ち、自立した判断力と創造力を培ったエンジニア育成に努めています。皆さんも、次回のイベントにぜひ参加し、未来の可能性を広げてみてはいかがでしょうか!