子どもたちの未来を切り開く、ぬくもり基金の助成先発表

ぬくもり基金の助成先が決定

2025年10月30日、公益財団法人日本フィランソロピック財団は、第3回「子どもぬくもり基金」の助成先を発表しました。助成総額は8,000万円近く、期間は2025年12月から2026年11月までの1年です。この基金は、さまざまな理由から子どもたちに対してケアや居場所を提供する民間団体に助成されます。

助成先団体と事業内容

今回は5つの団体が選ばれ、それぞれの活動内容は以下の通りです。

1. 特定非営利活動法人あいむ（福岡県）
- 事業名: 福岡県の虐待等で家庭に課題がある10代の子どもの相談と居場所
- 助成額: 2,000,000円

2. 認定特定非営利活動法人１０代・２０代の妊娠ＳＯＳ新宿ーキッズ＆ファミリー（東京都）
- 事業名: 歌舞伎町に集う中高生の居場所の提供とアウトリーチ活動
- 助成額: 1,956,000円

3. 特定非営利活動法人女性ネットSaya-Saya（東京都）
- 事業名: DV被害を受けた子どものメンタルケア事業
- 助成額: 1,432,200円

4. 特定非営利活動法人チャイルドファーストジャパン（神奈川県）
- 事業名: 子どもの虐待トラウマを軽減するためのメンタルケア・カウンセリング事業
- 助成額: 611,000円

5. 特定非営利活動法人LivEQuality HUB（愛知県）
- 事業名: 虐待環境から逃れた子どもへの伴走型居住支援およびトラウマ治療提供事業
- 助成額: 2,000,000円

このように、各団体はそれぞれの課題に取り組みながら、子どもたちの安心できる環境を整えるべく活動しています。

「子どもぬくもり基金」の目的

「子どもぬくもり基金」は、身体的、性的、または心理的な虐待に苦しんでいる子どもたちへの支援を目的としています。年々増加する児童相談所への相談件数に応じて、必要とされる支援の形も多様化しています。活動を通じて、子どもたちの心の傷を癒し、受け入れられた環境の中で成長できるような場を提供することが求められています。