子どもたちのお手伝いデビューを応援する新しい取り組み
11月20日、東京の認定こども園「文化教養学園」で、園児たちが「初めてのお給料」を得る特別な体験が行われました。このイベントは、株式会社ロッテと株式会社花王のコラボレーションにより実現した「チョコは、言葉の代用品。」プロジェクトの一環です。子どもたちにとっての代表的な“お手伝いデビュー”をサポートし、「ありがとう」などの感謝の気持ちを育むことを目的としています。
お手伝い体験会開催の背景
今回の取り組みは、「勤労感謝の日」に合わせて行われました。ロッテが手掛けたガーナチョコレートを通じて、子どもたちにとってのお手伝いがどれほど嬉しい経験なのかを学ぶ場を提供しています。このイベントでは、1級家事セラピストである粂井優子氏が園児たちに家事の手伝いをレクチャーすることにより、彼らに自立心を育てました。
プロジェクトの内容
「チョコは、言葉の代用品。」プロジェクトは、チョコレートを活用することで、人と人とのコミュニケーションをよりスムーズにする新しい試みです。「ありがとう」や「ごめんね」など、普段なかなか口に出せない感謝の気持ちを、ガーナチョコレートにのせて伝えることを大切にしています。これにより、家族や友達同士でのより温かいコミュニケーションが生まれることを期待しています。
楽しいお手伝い体験
この日、園児たちは「クイックル」や「キュキュット」など、花王の製品を利用してお掃除に挑戦しました。最初に床掃除を担当したグループは、粂井氏からのレクチャーを受け、自分たちの背丈に合わせた掃除道具を使って、教室をピカピカにしました。「ほこりがたくさん!」と笑顔を浮かべながら楽しむ姿が印象的でした。
次に、食器洗いに挑戦したチームは、大盛り上がり。泡立ちの良い「キュキュット」を使い、手順を分かりやすく説明される中、元気よく食器を洗いました。先生からの「お手伝いありがとう!」の言葉に対し、園児たちは誇らしげに微笑みを浮かべました。
とろみのない仕上がりに皆で喜びを分かち合い、次回は自分も家でやってみたい!と声を揃えていました。
雑巾絞りと3秒たたみのコツ
その後、テーブルを拭く練習や、洋服の「3秒たたみ」にもチャレンジしました。粂井氏からのテクニックを聞いた園児たちは、初めは難しさを感じていましたが、実際に挑戦するうちに次第に自信を持ち、楽しく取り組む様子が見られました。「お母さんにも教えたい」と嬉しそうに話す場面も。
感謝の気持ちを形に
イベントの締めくくりとして、園児たちは「ありがとうのきゅうりょう袋」を手にしました。ここにはガーナチョコレートが詰められており、日々の小さなお手伝いへの感謝が込められています。子どもたちが嬉しそうにそれを受け取る姿は、感謝の気持ちの大切さを実感させました。
今後の展望
このプログラムに参加した園児たちは、家族に対する感謝や思いやりを深め、自宅でも自発的にお手伝いを行うことを夢見ています。この活動を通じて育まれる思いやりの心や、自立心は、今後の彼らの成長にも大いに役立つでしょう。特設サイトでは「ありがとうのきゅうりょう袋」のデザインや使用法が掲載されており、各家庭でも簡単に取り入れられるようになっています。
保護者の方たちにも、この機会を通じて子どもたちの成長を応援し、感謝の気持ちを新たにすることを期待しています。どんな小さなお手伝いでも、家庭内での「ありがとう」のメッセージを育むことが、子どもたちの心温まる成長に繋がるのです。
オリジナルの「ありがとうのきゅうりょう袋」は特設サイトでダウンロード可能です。