ヨックモックミュージアムが新たな学生応援プロジェクトをスタート
東京・港区に位置するヨックモックミュージアムが、学生を応援する新プロジェクト「ピカっと!スチューデント」を発表しました。このプロジェクトは、生徒や学生を対象にした特別なプログラムであり、展覧会の体験を通じて美術館の楽しさを知ってもらうことを目的としています。
プロジェクトの詳細
参加者は、中学生以上の学生であれば誰でもOK。事前予約が必要で、団体ごとの申し込みも可能です。参加費は2,000円(税込)で、これには入館料とワークショップに必要な画材代も含まれています。定員は最大10名までとされており、少人数制での開催が特徴です。
本プロジェクトは、アートに触れながら学ぶことで、美術館が学生たちにとって身近な存在となることを狙っています。ギャラリートークを通じた作品の理解と、アートセッションによって自分自身の表現を行うことができます。これにより、学生たちが自身の感性を育むきっかけになれればと考えられています。
美術館へのアプローチ
教育普及担当主任学芸員の小幡佳奈子さんは、学生たちが美術館に対して感じる敷居の高さを払拭することに力を入れています。小学校では美術鑑賞がカリキュラムに組み込まれているものの、中学校以降はその機会が減り、自主性が求められるため、美術館に対する理解が十分に育まれないことが多いのです。小幡さんは、「今回のプロジェクトを通じて、美術館が若者にとって刺激的で遊び心をくすぐる場所となり、将来的には心の拠り所となることを願っています」と語ります。
プロジェクトでは、参加学生がアートを通じて多様な価値観や考え方に触れる機会を提供し、アートが持つ力を実感してほしいと考えています。
参加者の声
すでにモニター参加として訪れた女子美術大学の学生たちからは、ポジティブな反応が寄せられています。「父の影響で美術館に訪れるようになりましたが、ヨックモックミュージアムは独特の雰囲気で楽しい体験ができました」(森下稀さん)。また、別の学生は、「ピカソの展示に新たな発見があった」と言い、訪問後も友人とアートトークを楽しんでいる様子が伺えました。
アクセス情報
ヨックモックミュージアムは、東京メトロ表参道駅から徒歩9分の好立地にあり、アート好きの方にはぴったりの場所です。駐車場はありませんが、公共交通機関を利用すればアクセスも快適です。美術館を初めて訪れる学生たちが、新たな刺激や発見を得ることができるこのプロジェクトは、今後の文化教育において注目される取り組みです。
興味のある学生は、ぜひこの機会に参加してみてはいかがでしょうか。オリジナルの教育プログラムで、アートの楽しさを再発見する素晴らしい経験が待っています。