地域の子ども支援を強化する助成金プログラム、4団体に継続支援決定

地域に根ざした子ども支援がさらに進む

地域での子どもを包括的に支援するため、助成プログラム「ゴールドマン・サックス地域協働型子ども包括支援基金」が、2025年度の継続助成を決定しました。この基金は、地域で困難を抱える子どもたちを支えるための重要な取り組みを推進するものであり、今回の助成で4団体に総額2400万円が支給されます。

助成プログラムの概要

この基金は2021年に設立され、公益財団法人パブリックリソース財団と認定NPO法人Learning for All（以下、LFA）が協力して実施しています。基金の目的は、地域内で困難を抱える子どもたちに速やかに支援を提供し、経済的困窮に伴う様々な困難を和らげるネットワークを構築することです。特に、年齢の対象としては6歳から18歳までの子どもたちを想定しております。

助成プログラムは、単なる金銭的サポートにとどまらず、団体による非資金的な支援や協力関係の構築も含まれており、地域の行政や学校、他の民間団体との連携を深める機会となっています。

2025年度の助成団体

今回、継続助成が決まった団体は以下の4つです（五十音順）:

- 一般社団法人うみのこてらす（徳島県海部郡牟岐町）
- 一般社団法人えんがお（栃木県大田原市）
- 認定特定非営利活動法人こども∞感ぱにー（宮城県石巻市）
- 特定非営利活動法人ヒミツキチ（宮崎県宮崎市）

各団体は地域と深く結びつき、さまざまなステークホルダーとの協力で子どもたちの居場所を確保し、安定した支援を行っています。また、新たな体験活動や訪問支援を取り入れ、地域内で新たに繋がりが生まれ、これまで支援が届かなかった子どもたちにも手を差し伸べる試みを進めています。

地域協働型子ども包括支援の必要性

地域協働型子ども包括支援は、地域全体で子どもたちを見守り、支援につなぐ仕組みです。子どもたちが抱える複雑な課題をより早期に認識し、地域の行政、教育機関、そして民間団体が連携して助け合うことで、解決に向けた道を拓くことが求められています。これは、子どもたちが正常に成長し、将来の可能性を広げるためにも不可欠な取り組みです。

LFAは、2010年から学習支援を開始し、これまでに多くの子どもたちに学びの機会を提供してきました。困難を抱える子どもたちが自らの可能性を発揮できる環境を整えるための支援を続けています。

結びに

今回の助成プログラムは、子どもたちが直面する問題を解決するための第一歩です。地域に根ざし、さまざまな立場で活動する団体が連携し、協力することで、より良い支援体制が生まれることを期待しています。私たちLFAも、これらの団体と手を取り合いながら、全国に広がる支援の輪を作り、子どもたちが安心して過ごせる未来を築くために尽力していきます。助成が広がることで、地域の子どもたちが有意義な経験を享受できることを願っています。

ゴールドマン・サックス地域協働型子ども包括支援基金の公式HPでは、詳しい情報や過去の助成実績についてもご覧いただけます。子ども支援にご関心のある方は、ぜひチェックしてみてください。