親子で体験！自然と命を学ぶ狩猟イベント「リトルハンターズアドベンチャー」

2025年5月5日から6日まで、三重県鈴鹿市の猿田彦ファームにて、親子参加型のイベント「リトルハンターズアドベンチャー」が開催されます。このイベントは、親子で“狩猟の実体験”を通じて、命や食べ物の意味を深く学ぶことを目的としています。今回は、イベントの詳細や参加者の感想、そしてその意義について紹介します。

イベントの概要

「リトルハンターズアドベンチャー」は、特に小学4年生から中学生の子供たちとその保護者を対象にした企画です。この2日間では、実際に自ら罠を仕掛けて鹿を捕獲し、その後解体作業を経て、食肉に加工する過程を学びます。

開催情報

- 日程：2025年5月5日（月・祝）13:00 〜 6日（火）17:00
- 会場：猿田彦BASE（三重県鈴鹿市）
- 対象：小学4年生〜中学生とその保護者
- 定員：6組限定（先着順）
- 参加費：大人44,000円、子供55,000円
- イベントページ リンクはこちら

殺しと生でものを考える2日間

このイベントでは、実際に仲間の小学生が仕掛けた罠で捕まったのは、愛らしい子鹿でした。命を奪う瞬間は、非情な現実として目の前に立ちはだかります。

感じる命の重さ

捕獲した鹿は、子供たちと親が協力して解体し始めます。生きている鹿の心臓や肺を観察することで、その命がどう循環しているのかを実感します。

参加者の一人は「鹿を捕まえた時は『かわいそう』と思ったが、解体することで、命の大切さを理解できた」と語りました。この経験を通して、「命をいただく」という言葉の意味が変わったと感じたのだそうです。

大人たちの気づき

保護者の中には、このような体験が子供たちに与える影響について考えさせられた方も多くいます。「ゲームの中の『殺す』という言葉がリアルなものになり、子供に生と死をもう少し現実的に理解してほしい」との意見が挙がりました。

現代社会と命のつながり

主催者である伊藤嘉晃さんは、地域における獣害問題を背景とし、ハンターとしての役割を果たしています。農作物を守るために狩猟を行い、その様子を通じて子供たちに命の大切さを教えていくことに情熱を注いでいます。「自然と命とのつながりは体験によってしか学べない」と語る彼の言葉には、子どもたちに残すべき強烈なメッセージが込められています。

まとめ

「リトルハンターズアドベンチャー」は、単なるイベントではなく、子供たちにとって人生の中で非常に重要な学びを得る貴重な機会です。親子が一緒になって、命について考えることで、彼らの未来に深い影響を与えることでしょう。興味のある方は、ぜひ参加を検討してみてはいかがでしょうか。今回は第1回目の開催ですが、今後も継続して開催したいとのことです。命を大切にし、共に生き抜く力を育てる場所を見つけることが、子供たちの成長につながることでしょう。