くら寿司と海と日本プロジェクトが贈る「お寿司で学ぶSDGs」出張授業

2025年11月13日、宍道小学校でくら寿司株式会社と一般社団法人海と日本プロジェクトinしまねによる出張授業「お寿司で学ぶSDGs」が開催されます。この授業では、海や漁業の現状、そしてその大切さを学びながら持続可能な社会についても考える機会が提供されます。

授業の目的

近年、私たちの生活に影響を及ぼす漁業資源の減少や食品ロスの問題について、多くの関心が集まっています。本授業は、こうした課題に対する「海の恵みを未来へつなぐ行動」を子どもたちが主体的に考える場を提供することを目的としています。

参加する児童は、SDGsの目標に沿ったアクティビティを通じて「つくる責任」「使う責任」「海の豊かさを守る」というテーマについても深掘りします。特に、課題解決ワークショップに取り組むことで、より具体的にSDGsの複雑な側面を理解することが目指されています。

授業内容

授業は主に3つのセクションで構成されています。

1. 海と日本プロジェクトinしまねの体験学習

まずは、隠岐諸島での体験学習「隠岐めしと歴史探険隊」の映像が上映されます。このプログラムでは、山陰地域の小学生が実際に漁業の現状やldseafoodの調理を体験し、地域の漁師から直接学びを得ました。特に、隠岐特産のイワノリが高価になっている理由など、地域の食文化とともに環境問題についての理解を深めます。

2. お寿司屋さん体験ゲーム

次に、くら寿司が開発したオリジナル教材を使用した「お寿司屋さん体験ゲーム」が行われます。このゲームでは、実際にお寿司を提供する体験を通じて、食品ロスや資源の有効利用の重要性を実感します。児童たちは来店客の注文を受けて寿司を作り、過剰供給がどのように問題を引き起こすかを体感することができます。

3. 解決策を考えるワークショップ

授業の締めくくりとして、児童たちがグループに分かれて「未来にお寿司をどう残していくか」というテーマで意見交換を行い、具体的な解決策を導き出します。低利用魚の活用やICT技術による食品ロス対策など、実際の事例を元に多様なアイデアが出されることが期待されています。

より広がる出張授業

実は、宍道小学校以外にも松江市内の3校で同様の出張授業が予定されています。地域の学校全体で、持続可能な未来のための教育が進められています。

取材案内とご参加の情報

授業の様子や成果物についての取材は、松江店のくら寿司で行うことができます。取材を希望される方は、事前にお申し込みが必要です。なお、出張授業の日程や会場の詳細、その他関連情報は公式サイトでご確認ください。

この取り組みを通じて、子どもたちが身近な環境について理解を深め、次世代に美しい海を継承する大切さを学んでいく姿が期待されています。