大阪・関西万博での親子SDGs体験
2023年6月28日、大阪・関西万博会場で、親子向けのサステナブルなワークショップが開催されました。主催は子ども環境情報誌「エコチル」として、KAMIKENチームが協力し、参加者はバナナペーパーを使ったオリジナルうちわづくりに挑戦しました。このイベントは、身近な「紙」をテーマにSDGsや環境問題を学ぶ絶好の機会となりました。
ワークショップの概要
ワークショップには、エコチルの情報を見て応募した20組の親子が参加しましたが、実際の応募数は256組と大盛況。応募者が多かったことから、参加した親子たちがどれほどこのテーマに関心を持っているかが伺えます。このイベントは、次世代を担う子どもたちに、環境問題についての意識を高めることを目的としています。
子どもたちに教えるサステナブル紙
参加者はまず、KAMIKENのオリジナル教科書『紙図鑑』を使って、サステナブル紙に関する基礎知識を学びました。この教科書は、廃棄予定だった素材を利用し、新たに生まれた用紙の魅力を引き出す内容が盛りだくさんです。
子どもたちは、例えば「お米」で作られたkome-kamiや、「小豆の殻」を利用した小豆殻CoC、さらには災害から復興を目指すために作られた東北コットンCoCなど、様々なサステナブル紙の事例に触れることで、各素材の背景を理解しました。そして、特に注目されたのが「バナナペーパー」で、アフリカ・ザンビアからの素材ということで、現地の環境や人々についても学びました。
バナナペーパーを使ったうちわづくり
続いて、実際にバナナペーパーを使ってオリジナルうちわを作成します。子どもたちはKAMIKENのオリジナルキットを使用し、竹製の持ち手にバナナペーパーのシールを貼り、新たにデコレーションを施していきます。
デザインにはザンビアの野生動物やアフリカの伝統模様をイメージしたイラストシールを使い、個々の表現が光る素晴らしい作品が出来上がりました。参加した小学生は、「バナナペーパーは和紙のようにざらざらしている」と感触の違いにも気づき、興味を持った様子でした。
質問が飛び交う活気ある雰囲気
ワークショップ後の質問コーナーでは、子どもたちから多くの関心が寄せられました。「バナナペーパーを作るのにどれくらい時間がかかるの?」や「普通の紙と何が違うの?」など、SDGsに関する知識を深める絶好の機会となりました。子どもたちの疑問に答え、さらなる理解を促すことで、SDGsへの興味を高めることに成功しました。
KAMIKENチームの今後の展望
今回のワークショップに参加した理由として、多くの親から「子どもがエコな取り組みを体験し、思考を広げる機会を持てると嬉しい」といった声が集まりました。「普段使っている紙のことを深く知ってほしい」という願いもあり、KAMIKENチームでは今後もバナナペーパーをはじめとするサステナブル紙とのふれあいの場を増やしていく計画です。
このような取り組みを通して、子どもたちがサステナブルな社会の実現に向けて考える手助けをし、より良い未来を一緒に築いていくことを目指しています。KAMIKENチームは、環境問題についての理解を深める場を提供し続けることで、次世代育成に努めていく所存です。
さらに詳しい情報や活動については、KAMIKEN公式サイトやSNSで発信しているので、ぜひ関心をもってご覧ください。
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