母乳バンク5周年
2025-09-05 14:48:21

母乳バンク開設5周年記念チャリティイベントを振り返る

母乳バンク開設5周年記念チャリティイベントを振り返る



2025年9月4日、日本橋にある「日本橋 母乳バンク」が設立5周年を迎え、ピジョン株式会社と一般社団法人 日本母乳バンク協会の共催によるチャリティイベントが開催されました。この特別な日は、これまでの支援に感謝を示し、ドナーミルクの大切さを再確認する機会となりました。

感謝の言葉と未来への展望



イベントの冒頭では、日本母乳バンク協会の代表理事である水野克己先生が登壇しました。水野先生は、「今日ここにいるすべての方々に感謝します」と述べ、これまでの歩みを振り返り、「奇跡の連続」と表現しました。その中で特に重要なことは、母乳バンクが安定して運営され続けるためには継続的な寄付が必要だという点です。彼は、「ドナーミルクがより多くの赤ちゃんのもとに届くよう、支援をお願いしたい」と参加者に呼びかけました。

続いて、ドナーミルクを利用したママの1人である内西奈津美さんが登壇し、ドナーミルクの利用経験を語りました。彼女は「多くの人に支えてもらった実感がある」と感謝の気持ちを表し、さらに「ドナーミルクが当たり前の存在になってほしい」との希望を述べました。

認知度の向上と課題



ピジョンの矢野社長も登壇し、子育て層を対象とした母乳バンクの認知度調査の結果を発表しました。この調査では、母乳バンクの認知度が5年間で大幅に向上したことが示されています。プレママやママの認知度はなんと49.5%から67.0%に上昇し、抵抗感も60.7%から47.1%に減少しました。

ただし、パパの認知度は50.8%と、ママよりも約20%低いことが指摘され、今後はパパの認知向上が急務であるとの意見も出されました。また、認知者の中にも安全性や衛生面に対する不安が残っていることが示唆されました。

高校生による啓発活動の発表



福井南高校の生徒たちもこのイベントに参加し、母乳バンクの啓発活動やその活動を通じて得た気づきを発表しました。生徒たちは、学校だけでなく地域や関係機関に対しても啓発を行い、年齢に合わせた内容や伝え方の工夫が必要だと訴えました。彼らの熱意は、「ドナーミルクが当たり前になる未来を築くために頑張りたい」という力強い言葉に表れていました。

感動の生演奏



イベントの最後には、バイオリン奏者の岡部さんによる生演奏が披露され、参加者はその美しい音色に感動しました。この瞬間、母乳バンクに対する想いが多くの人々を一つにし、さらなる支援へとつながる機会となったことでしょう。

終わりに



母乳バンクの5周年を祝うこのイベントは、多くの人々の関心を引き、ドナーミルクの重要性を再認識する良い機会となりました。今後も、安全で安心できる母乳供給のために、引き続き多くの支援が必要です。私たちも、少しでも多くの赤ちゃんたちに助けの手を差しのべられるよう、一人ひとりができることを考えていきたいですね。


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