気候変動を学び、生物に優しい未来を考えよう
毎年9月末はSDGs週間。この時期にサンシャイン水族館では、気候変動に焦点を当てた特別なイベント「サンシャイン水族館SDGs WEEK」が開催されます。2023年は9月19日から28日まで、来館者に向けて気候変動の影響を学ぶ機会を提供します。
サンゴとペンギンが教えてくれること
このイベントでは、特にサンゴとケープペンギンに焦点を当て、気候変動が彼らの生態系に及ぼす影響について解説パネルを通じて分かりやすくレクチャーします。この2つの生き物は、気候変動の影響を受けやすい代表的な存在です。例えば、ケープペンギンは絶滅の危機にあるとされ、その理由の一つは気温上昇による環境の変化です。一方、サンゴは高水温によって白化現象が進行し、生態系全体に深刻な影響を与えています。
ハンズオンで学ぶイベント
さらに、来館者は専門スタッフによる「白化したサンゴと元気なサンゴの見分けクイズ」に参加することができます。これにより、実際にサンゴの状態を見て学ぶことで、環境問題への理解を深める機会が得られるのです。また、展示では野生下のペンギン減少を「見える化」した展示もあり、羽を使って個体数の推移を表現します。これにより、来館者自身が環境問題に対する危機感を持つことができるでしょう。
小さな行動が大きな未来へ
また、来館者には気候変動抑制に向けた具体的なアクションを書いた「宣言カード」がプレゼントされます。このカードを日常生活で活用することで、環境保護への意識を高めていく手助けとなります。簡単なアクションが、地球環境に寄与する一歩となるのです。
アクアポニックスとエコグッズ
このイベントでは、サンシャイン水族館で実施されているアクアポニックスについても紹介します。これは水耕栽培と水産養殖を組み合わせた循環型農法で、展示生物のエサとしても活用されています。美味しく育ったレタスは、館内の生き物たちへの栄養になるという循環が生まれています。今回のイベントでは、この水槽から育てた野菜がどのように生かされているかをSNSで公開する予定です。
また、館内のショップ「アクアポケット」では、環境保護を意識したオリジナルエコグッズも販売されます。たとえば、着せ替え可能なタンブラーやカラフルなエコバッグは、日常生活での資源節約に役立ちます。
家族みんなで楽しめるイベント
「生き物たちの居場所を無くさないこと」「現状を伝える機会を無くさないこと」の2つをテーマにしたこのSDGs WEEKは、子供から大人まで楽しむことができるイベントです。家族揃って、環境教育の一環として、未来のために考える時間を共有してみてはいかがでしょうか。
気候変動をテーマに学べる「サンシャイン水族館SDGs WEEK」、是非参加してみてください!