海洋ごみ問題を学ぶ
2025-11-14 15:12:32

海とプラスチックごみ問題を学ぶ体験活動を開催した子どもたち

鳥取砂丘で学ぶ海洋ごみ問題



一般社団法人 海と日本プロジェクト in とっとりは、2025年10月10日、鳥取市立福部未来学園の4年生を対象に「海からのSOS!~鳥取の海とプラスチックごみ問題~」というワークショップを開催しました。鳥取砂丘という素晴らしい自然環境で、子どもたちは海と陸のつながりを実感しながら、地域の美しい海を守る重要性について学びました。

イベントの意義


このワークショップは、次世代に美しい海を引き継ぐための重要な取り組みです。「海と日本プロジェクト」の一環として、私たちは海洋ごみ問題に向き合うことで、人と人がつながり、地域を守る力を育んでいます。

参加者は、実際に漂着した海洋ごみを拾う体験を通じて、自然環境が直面している現実を知り、驚きとともにその重要性を感じました。

ドローンを用いたごみ回収の学習


特に注目されたのは、ドローン技術を使った「漂着海洋ごみ回収」の学習です。子どもたちは、最大25キロまで運搬できる大型ドローンの説明を受け、実際の飛行やごみ運搬の映像を通じて、最新技術が環境保全に果たす役割を理解しました。

あいにくの強風のため、実際にドローンを飛ばすことはできませんでしたが、映像での学習を通じて、ドローンが難しい環境でも活躍する姿を目撃し、テクノロジーによる環境問題解決の可能性を感じ取ることができました。

環境問題とその影響の理解


また、子どもたちは生物多様性アドバイザーの小宮先生から、プラスチックごみが海の生態系に与える影響についても学びました。プラスチックは時間の経過と共に細かくなり、最終的には「マイクロプラスチック」となって海の生物や、私たち人間の体に影響を及ぼすことを知り、衝撃を受けました。「ウミガメがビニール袋を食べてしまう」という具体的な事例も耳にし、より深く問題を理解しました。

子どもたちの間には、「プラスチックごみを捨ててはいけない」という意識が芽生え、上記のような体験を通じて環境保全について真剣に考えるきっかけが得られました。

子どもたちの声


このワークショップに参加した子どもたちの感想はどれも心に残ります。「プラスチックが魚に、最終的には私たちの体にも影響を及ぼすことが理解できた。」」「ごみの分別の重要性を知った」「ドローンを使ったごみ回収に驚いた」といった声が聞かれ、実際に彼らが感じ、考えたことがしっかりと伝わってきました。

小宮先生のコメント


小宮先生は、「子どもたちが自分ごととして環境問題を捉え、理解を深めている姿に感動しました」とコメント。環境問題を学ぶ意義を強調し、次世代がこの問題に真摯に向き合えるようなサポートの必要性を感じられました。

未来へ向けての期待


ワークショップを通じて得た知識や経験は、子どもたちが今後の生活の中でどのように活かされるのか、私たち大人にも大きな期待が寄せられます。海を愛する心を育み、次世代が責任を持って自然環境に向き合う姿勢を引き継いでいくことができると信じています。私たちの未来を託す子どもたちへの支援は、これからも続けていきます。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

関連リンク

サードペディア百科事典: 海と日本プロジェクト 鳥取砂丘 ドローン技術

トピックス(子育て/育児)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。