子どもが選ぶ支援の形『Chosen』フィリピン編のご案内

海の向こうで待つ、支援の絆

私たちが生きる世界には、選択肢のない子どもたちがいます。例えば、フィリピンのサマール島では、自然災害や貧困の影響で、教育を受けることすらままならない子どもたちが大勢います。そんな中、今、日本で注目を集めている新しい支援プログラム、Chosen（チョーズン）がスタートしています。

Chosenとは？

Chosenは、子どもたちが自らの支援者を選ぶ新しい取り組みです。これまでの支援者が子どもを選ぶ形式とは異なり、支援を受ける側である子どもたちが、自分たちの未来に希望を見出すために、支援者を選ぶことができるのです。

選ばれることの喜び

Chosenの仕組みでは、1人ずつ支援者の写真を見た子どもが、自分が選びたいと思う人を選びます。理由は、時にシンプルで、時に独特です。「お母さんに似ていたから」「笑顔が優しそうだった」など、どの理由にもその子なりの意味が込められています。この新たな結びつきは、支援者にとっても思わぬ喜びをもたらすのです。実際に、Chosenを通じた支援はより継続される傾向があることが明らかになっています。

フィリピン・サマール島の現状

2025年には、フィリピン・サマール島の子どもたちを支援対象としています。この地域は国内でも最も貧しい地域の一つであり、教育を受けられるのは約3割に過ぎません。経済的な理由から学校を辞めざるを得ない子どもたちも多く、特に女の子たちは早期結婚を強いられることがあります。このような厳しい環境の中、Chosenは子どもたちに自らの未来を選択する力を授けることを目指しています。

参加者の声

Chosenに参加したある支援者は、ルワンダの子どもから選ばれた経験を語ります。選ばれたことを知ったとき、彼は自身も大きな責任を感じたといいます。「守ってくれそうだから」という理由で選ばれたことに感動し、支援者として子どもたちにとっての希望になりたいと願うようになったそうです。このように、Chosenはお互いに選び、選ばれることの喜びを体験できる場でもあります。

お申し込み方法

現在、Chosenではフィリピン・サマール島の支援者の申し込みを受け付けています。限定400名の枠があり、締切は5月31日です。支援内容は通常のチャイルド・スポンサーシップと同様で、月々4,500円で地域の課題に取り組む支援を行います。この申し込みを通じて、持続可能な開発目標（SDGs）にも貢献できるのです。