AI支援員サービス
2025-11-04 13:58:21

子どもたちとAIの新しい出会い、DNPの支援サービス始動

新しいAI支援員サービスがスタート



大日本印刷(DNP)が、東京都の教育支援を目的とした新たな取り組みを発表しました。2025年11月4日から始まるこの実証実験では、Starley株式会社が開発したおしゃべりAI「Cotomo(コトモ)」を活用し、AI支援員サービスを提供します。これは、児童生徒とAIとの自然な会話を通じて、心理的な抵抗感を和らげ、他者とのコミュニケーションを促進することを目指しています。

実証実験の目的と期間



この実証実験は、東京都荒川区、あきる野市、八王子市の児童生徒を対象に、2025年11月4日から11月28日までの期間、進められます。AI支援員との対話を通じて、児童生徒の会話への心理的抵抗の軽減や、コミュニケーション意欲の変化を検証していくのです。

「Cotomo」の特長



「Cotomo」は、人間の感情に寄り添った自然な会話を実現するようデザインされており、その技術はAI支援員サービスにてフル活用されます。このAIとの会話は音声で行われるため、スマートフォンやタブレットの操作に不慣れな子どもでも、簡単に対話が楽しめる環境が整っています。

安全性への配慮



さらに、DNPは児童生徒の安全を最優先に考え、AIの発言にはNGワードを設定。また、実際にVLPで子供たちと接する支援員からも学び、安全で安心な対話が可能なAIを育てる工夫を施しています。この取り組みは、子どもたちが安心して会話に参加できる環境づくりに貢献しています。

社会的な意義



DNPの未来へのビジョンは、単にAIを使った支援にとどまらず、不登校や孤立、言語の壁に苦しむ人々への支援を進め、彼らが心の不安を抱えずに生活できるようにすることです。今後は、実証結果を基に、全国の自治体へもこの支援を拡大していく計画です。

メタバースでのさらなる支援



また、AI支援員「Cotomo」を利用した支援はメタバース内でも進められる予定です。地域の教育機関や支援現場との連携を深めることにより、地域社会全体での支援体制を強化し、誰もが安心して過ごせる居場所の確保につなげたいと考えています。

このように、DNPのAI支援員サービスは、コミュニケーションの場を広げ、子どもたちがより良い社会で生きていくための大きな一歩となるでしょう。


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