新たな地域医療の試み "キッズドクター"の導入
株式会社ノーススターが運営するオンライン診療アプリ「キッズドクター」は、熊本県天草市立牛深市民病院と河浦病院との連携を始めました。この連携は、地域医療の充実を目指しており、小児医療の向上に大きく寄与することを目的としています。
地域の医療課題を解決するために
近年、天草市立病院では医師の人数が減少しており、従来の医療体制を維持することが難しくなっています。また、働き方改革が進む中、医療現場の負担も増加しています。そこで、ノーススターは全国から簡単に医師や看護師へのアクセスが可能とする「キッズドクター」との連携を決定。これにより、地域医療を支え、特に夜間や休日の医療提供を充実させることを目指しています。
地域住民への周知と小児医療の補完
新たな取り組みの第一歩として、天草市の牛深地域と河浦地域の住民に「キッズドクター」を広める活動がスタートします。このアプリは、特に急病や不調を訴える子どもが深夜や休日にかかりつけのクリニックに行けない場合、オンラインで医師に相談できる仕組みを提供します。医師が必要と判断した場合、適切な救急病院への案内も行うことで、緊急の医療ニーズに迅速に対応できる体制を整えます。
救急外来のコンビニ受診を減少
この取り組みは、救急外来におけるコンビニ受診を防ぎ、地域の医療資源をより急性度の高い患者に集中させるという効果も期待できます。医療従事者の過酷な労働環境も軽減され、結果的に全体的な医療の質が向上することになります。また、オンライン診療を活用することで、保護者にとっても安心できる選択肢が増えることでしょう。
「キッズドクター」の特長
「キッズドクター」は、保護者の心配を軽減するために設計されたアプリです。ユーザーはスマートフォンを通じて、早朝や夜間、休日でも医師から診察を受けることができます。オンライン診療は、ビデオ通話での診察が基本。医師の判断により、必要に応じて薬の処方も可能となっており、その処方箋は地元の薬局で受け取れる便利さがあります。また、診察料以外の費用は一切かからないため、経済的負担も軽減されています。
チャット健康相談
さらに、看護師によるチャット健康相談サービスも提供されています。こちらは、医学的判断を伴わない一般的な健康情報の提供や、受診のいくつかの選択肢を提案する内容で、病院が閉まっている時間に利用可能です。これにより、保護者は子どもが健康かどうかを迅速に確認する手段を持つことができます。
未来の地域医療を共に育てる
ノーススターは、今後も地域医療をオンラインでサポートし、熊本県天草市の市民の健康と安全で安心な暮らしを支えるための取り組みを続けていくことを約束しています。もし、キッズドクターの導入にご興味がある自治体や医療機関の担当者がいれば、ぜひともお気軽にお問い合わせいただきたいと思います。
「キッズドクター」は、すべての子どもたちとその家族のために、より健やかな生活を実現するための新しいアプローチを提供しています。自治体や医療機関との連携を密にし、地域医療の発展を共に目指していきましょう。