女子大をめぐる女子高校生のリアルな声を探るアンケート調査

2025年7月、学習管理アプリ「Studyplus」の運営を行うスタディプラス株式会社が行った調査では、全国の女子高校生1,046名に対して「女子大に関するアンケート」を実施しました。調査結果をもとに、女子大志望に関する多様な意見が浮き彫りになりました。

トピックス

1. 女子大を志望したきっかけの多様性

調査の中で特に注目されたのは、女子大を目指す理由です。参加者の中には「女子大の方が役職につきやすいと感じた」という明確な意見もあり、学びやキャリアに対する意識が高まっていることが伺えます。また、オープンキャンパスでの印象や将来のキャリアパスを考える中で、女子大のメリットを意識する声が多く見られました。

2. 女子大志望と高校所属の相関

調査の結果、「女子大を志望する」と答えた生徒はわずか21.4%でした。一方で、47.8%は「女子大は志望しない」とし、30.7%は「どちらでも良い」と回答。この中で特筆すべきは、女子高校に通っているからといって必ずしも女子大を志望するわけではない点です。

3. 女子大を志望しない理由

女子大に興味がない、または志望しない学生たちが抱くイメージについても焦点を当てました。その中でも特に多い意見は「恋愛の機会が少なそう」というもので、54.0%がこの意見に賛同しました。また、理系や工学系の学科に進む場合は、研究室の選択肢が限られそうという懸念も寄せられました。

調査の意義

この調査からは、一面的な理解ではなく、女子大に対する様々な見解が存在することがわかりました。男女別の意見の背景にはキャリアに対する不安や、学校生活への先入観があるのかもしれません。それに加えて、女子大でしか得られない経験や、特に男性が苦手な女子にとっては女子大ならではの必要性を感じる意見もあるなど、ものの見方が大きく分かれていることが浮かび上がりました。