TABLE FOR TWOが新たな試みを実現
特定非営利活動法人TABLE FOR TWO International(TFT)は、食料問題解決に向けた新たな施策を展開しています。その一環として、先月、初めての現地からのライブ中継を行い、参加企業に支援先の様子をリアルタイムで届けました。この試みは、ケニア・ルシンガ島にある学校から実施され、多くの参加者が現地の子どもたちとリアルタイムでつながることができました。
ライブ中継の背景と実施内容
これまで、現地の子どもたちと直接つながりたいという希望が多く寄せられていましたが、通信環境の制約があったため、実現が難しい状況が続いていました。しかし、最近になって現地のインフラが改善され、初めてライブ中継が可能となったのです。TFTの事務局長、土井暁子の支援先視察にあわせて行われたこの中継には約50名が参加し、現地の子どもたちの笑顔や声が届けられました。参加者からは、多くの感動的な声が寄せられました。
「現地の様子をリアルタイムで見ることができ、より支援の実感が湧きました。」「子どもたちの表情や学校の様子に触れ、日々の活動の意義を改めて感じました。」という参加者の声がその様子を物語っています。
年次活動報告会の実施
また、先月には年次活動報告会も開催され、約140名の参加企業が集まりました。報告会では、2024年度の活動実績や支援状況を共有するだけでなく、国内外での社会貢献活動についての進捗も報告されました。その中では、セイコーエプソン、GMOインターネットグループ、JPモルガン・チェースの各社が取り組み事例を紹介し、参加者が互いの経験を学び合う場ともなりました。
「他社の取り組みを参考にできましたし、社員の巻き込み方について新たな気づきがありました。」といった声が寄せられ、実りある内容となりました。
認定NPO法人としての信頼性
さらに、TFTは3度目の「認定NPO法人」資格の更新を完了しました。これは、高い公益性が認められた証であり、寄付者にとっても税制上の優遇措置が受けられるメリットがあります。この認定を維持するためには、厳しい基準を満たす必要があり、活動の透明性や信頼性が引き続き認められていることが評価されたと言えます。
設立から16年、TFTは今後も支援先の子どもたちとの距離を縮める取り組みを続け、「食の不均衡解消」のミッションに向けて全力で邁進していきます。支援を通じて世界の子どもたちに希望の光を灯す活動を、あなたも一緒に応援しませんか?