千葉県大網白里市が母子手帳アプリ『母子モ』を導入!
千葉県の大網白里市が、母子手帳アプリ『母子モ』を『あみりモ』として導入しました。このアプリは、地域密着型の子育て支援を目的に、2023年9月1日から提供を開始しています。大網白里市は「すべての子どもが主役!地域で支え未来へつなぐあんしん子育て」を基本理念に掲げ、質の高い子育て支援に取り組んでいます。
デジタル化による安心な子育て環境
『母子モ』は、760以上の自治体で既に導入されているアプリであり、母子健康手帳のデータをデジタルで記録できます。今後、令和8年度からの電子版母子健康手帳の原則化に向け、同市は先駆けてこのアプリを運用し始めました。このアプリでは、予防接種のスケジュール管理や健診結果の記録、地域の情報配信が簡単に行え、ママやパパの育児をしっかりサポートします。
災害時にも便利で、母子健康手帳を失った場合もデータがクラウド上に保存されているため安心です。転居や機種変更の際にもデータが引き続き利用できるのも大きな利点です。
妊娠から子育てまでの切れ目のない支援
大網白里市では、妊娠した時から子育て期に入った時まで、さまざまな支援を積極的に行っています。例えば、風しん感染を予防するための抗体検査を実施し、抗体価が低い人に風しんワクチン接種の助成を行っています。また、不妊治療を受けている夫婦への経済的な負担軽減のための助成も行っています。
産後の支援も充実しており、出産から1年以内の母親と赤ちゃんのための「産後ケア事業」を設け、相談や休息の場を提供し、育児にあたる親をサポートします。『母子モ』は、これらの市の取り組みをより便利に活用するための新たなツールとして登場しました。
アプリ『あみりモ』の機能と利便性
『あみりモ』は、スマートフォンやタブレットだけでなくPCでも利用可能なアプリで、主に以下の機能があります。
- - 記録・管理: 妊娠中の体調や体重、胎児の成長記録をグラフ化し、視覚的に確認できます。予防接種のスケジュールも自動表示され、接種忘れを防ぐアラート機能も完備。
- - 情報提供・アドバイス: 妊娠週数や子どもの月齢に応じた育児の知識やアドバイスを提供し、周辺の医療施設や子育て支援施設の案内も行います。
- - 育児日記「できたよ記念日」: 子どもの成長を写真と共に記録し、初めての経験を簡単に振り返ることができます。
- - データ共有: 成長記録や健康データを家族と共有でき、SNSへの投稿も可能です。
特に、感染症の流行時など危機的状況でも、大網白里市からの重要な情報を即時に受け取れるため、安心して育児を続けられる環境が整っています。
市長のメッセージと未来のビジョン
大網白里市の市長、金坂昌典氏は、新しいアプリの導入について「未来に向けてみんなでつくろう!住みたい・住み続けたいまち」を目指し、子育て支援の充実に努めていると述べ、ママやパパがアプリを活用し、子どもたちの健やかな成長を一緒に支援できることを期待しています。
アプリ『あみりモ』は誰でも利用可能で、2023年内に、App StoreやGoogle Playから簡単にダウンロードできます。この新たなツールを使って、子育てをより楽しく、安心に育てていきましょう。