子どもたちが介護の仕事を楽しく学ぶ「キッザケア2025」
尼崎市にある福祉施設「アマルネス・ガーデン」で、2025年9月14日(日)に開催される子ども向け職業体験イベント「キッザケア2025」。これは、子どもたちが介護士や看護師、管理栄養士、リハビリ職などの仕事に触れ、実際の福祉現場で「働くこと」の意味を楽しく学べる企画です。
イベントの背景と目的
現在、政府が掲げる“介護離職ゼロ”という目標には、介護人材の確保が重要な鍵を握っています。しかし、介護業界で働く人の数は年々減少し、核家族化が進む中、高齢者と接する機会が少ない子どもたちは介護について知る機会がほとんどありません。それを踏まえ、子どもたちに介護の世界を体験させ、将来「ケアワーカーになりたい」と思うきっかけをつくることが、このイベントの目的です。
イベントの特徴
「キッザケア2025」は、以下のような特徴があります。
1.
リアルな職業体験: 実際の福祉施設で行うため、子どもたちは臨場感を持って職業を体験できます。職業人たちの役割を体感でき、「自分が人の役に立つ」という実感を得ることができます。
2.
専用通貨「キュア」の導入: 体験後には、子どもたちが自分で得た報酬を使ってお食事やお菓子を購入できるシステムが用意されています。これにより、働くことの達成感と楽しさを実感できます。
3.
親子での気づき: 親は普段見ることのない子どもの真剣な表情や働く姿を見て感動することができます。親子で一緒に福祉の世界を体験し理解を深める貴重な時間を提供します。
開催概要
- - イベント名: キッザケア2025
- - 開催日: 2025年9月14日(日)
- - 時間: 第1部 9:30~13:00 / 第2部 13:30~17:00
- - 会場: アマルネス・ガーデン(尼崎市西長洲町2-35-1)
- - 対象対象: 小学1年生〜4年生(保護者同伴)
- - 参加費: 無料(要事前申込・抽選)
- - 定員: 各部50名、合計100名(予定)
地域への影響と未来の展望
「キッザケア」は2015年に初開催され、10年目を迎えるイベントで、全国各地での展開が期待されています。このイベントは子どもたちに「介護の仕事」をポジティブに伝える機会を提供し、地域と未来世代をつなぐ重要な役割を果たしています。
子どもたちが介護という仕事を楽しく学び、将来的に社会の一員として貢献するきっかけを生む「キッザケア2025」。参加することで、多くの学びや気づきを得られるでしょう。詳しい情報は、「キッザケア」公式サイトをご覧ください。