お弁当を届けるために走り続けるママの愛情を描いた絵本
2026年3月5日、新たにリリースされる絵本『おべんとうわすれてるよ』が、すでに話題となっています。この作品は、楽しい遠足の日にお弁当を忘れてしまったちいたくんと、そのお弁当を必死に届けようとするママの愛情を描いた心温まるストーリーです。
ちいたくんとママの奮闘
物語は、ワクワクする遠足の日に始まります。友達と一緒に楽しむ準備をするちいたくんですが、なんと大事なお弁当を自宅に置き忘れてしまいます。「ちいた!おべんとうわすれてるよ!!」と、ママは全速力で追いかけます。しかし、ちいたくんはそのことに全く気付かず、楽しい時を過ごしている様子。
このシーンから、親子の距離感や、母親の一途な愛情がひしひしと伝わってきます。ママは、少しでも早くお弁当を届けようとする姿が、子供に向けた強いメッセージになっています。
イラストの魅力
著者の東川りえさんは、武蔵野美術大学出身で、CGデザイナーとしての経験も活かしています。そのため、作品に描かれるイラストはどれも細部まで丁寧で、魅力が溢れています。ちいたくんの表情や、周囲の景色、行動がリアルに描かれ、読者がまるでその場にいるかのような感覚に浸ることができます。これにより、物語への没入感が一層高まります。
書店での試し読み募集
さらに、マイクロマガジン社では、書店員に向けてゲラ(原稿)を読むチャンスを提供しています。書店に携わる方々がこの作品を手に取ってくれることで、より多くの家庭に広まることを期待しています。興味のある書店員は、「こどものほん編集部」の公式SNSアカウントに連絡をすれば、試し読みが可能です。
お弁当の重要性
本作では、お弁当を忘れるという小さな失敗が大きな騒動に繋がることで、子どもたちが持つお弁当の重要性を気付かせてくれます。「お弁当を忘れた」というエピソードを通じて、親子の絆や、お弁当の大切さについて考えさせられるのもこの作品の魅力です。このような日常のちょっとした出来事から、深いメッセージが届けられることは、絵本ならではの特長です。
まとめ
『おべんとうわすれてるよ』は、ちいたくんの忘れ物を通じて、親の愛情や子の成長を描いた作品です。発売に先立ち、書店員への試し読みの機会もあるため、ぜひその魅力を直接体感してみてください。家族で楽しめるこの絵本は、遠足の日にはもちろん、日常の中でも親子で一緒に読んでほしい一冊です。小さな冒険が、心温まるストーリーとして多くの人に届くことでしょう。