夏休みのごはん問題も解決！子どもの栄養本が登場

子どもの栄養を考える新たな視点

管理栄養士で人気YouTuberのあこさんが、初の著書『子どものしあわせ栄養学』をリリース。2025年7月18日の発売が予定されており、子どもたちの健やかな成長をサポートするための栄養についての新しい視点を提供しています。この本では、従来の栄養常識を見直し、子どもの成長に必要な栄養素のバランスについて詳しく解説しています。

親が抱える「身長が伸びない」という悩み

多くの親が「子どもの身長が伸びない」と悩んでおり、その解決策として牛乳を重視する風潮があります。しかし、あこさんによれば、身長を伸ばすためには牛乳に含まれるカルシウムだけでは不十分です。実際には、糖質、たんぱく質、亜鉛、鉄、マグネシウム、ビタミンDなどの7つの栄養素が必要です。特に、カルシウムはマグネシウムがなければ効果が高まらず、単に牛乳を大量に飲ませるだけでは成長につながらないとのこと。

たんぱく質は分散して摂取が基本

本書では、子どもにとって重要な「たんぱく質」の摂取方法についても触れています。よくある間違いは、夕食にたんぱく質を一度にまとめて摂取すること。あこさんによれば、この方法では消化不良を起こし、体調を崩す原因になることもあるそうです。最適なのは1日3食に分けて適量ずつ摂取すること。

栄養の基本を知ろう

本書では、子どもの基本的な栄養に関する知識を紹介しており、特に以下の点は必見です：

- エネルギー供給はお菓子ではなく炭水化物（白米など）から
- 悪者にされることが多い脂質も成長には不可欠
- 便秘や下痢に悩む子には小麦や乳製品、砂糖の摂取を減らすことが重要

このような情報は、親の意識を変えるきっかけとなるでしょう。

夏休みの栄養たっぷりレシピ

著書の特モジュールには、あこさんが自信を持って薦める栄養満点のレシピが11品掲載されており、特に夏休みの昼食にぴったりです。バランスの取れたワンプレートごはんが特徴で、栄養素を効率よく摂取でき、子どもたちが喜んで食べたくなる工夫がされているとのこと。親はこのレシピを参考にすることで、毎日の食事作りに苦労することなく、楽しく栄養を与えられるはずです。

著者・あこさんについて

あこさんは、総合病院で管理栄養士としての経験を持ち、マクロビオティックに基づく独自の食事法を編み出しています。育児に忙しい中、2人の子供がいる母親として、親自身も抱える悩みを理解した上で、家族の健康を守るための食事を提案してくれます。著書の他にも、YouTubeチャンネルで多くのファンを抱えており、今後の活動から目が離せません。

まとめ

子どもの成長を支えるための知識が詰まった『子どものしあわせ栄養学』は、親たちが日常生活で役立てられるヒントが盛りだくさん。牛乳だけではなく、幅広い栄養素をバランスよく摂取させることが重要であること、また、食事作りが子どもの健康にどう影響するかについて、新たな気づきを与えてくれる一冊です。今後の成長に向けて、親としてどう行動するべきか考える良い機会となるでしょう。