AIで進化する保育
2025-04-23 17:20:27

コドモンとベネッセ、AIを活用した保育支援プロジェクトを開始

コドモンとベネッセが共同で立ち上げた「こどもストーリープロジェクト」



保育現場では、日々子どもたちの成長を記録することが求められています。株式会社コドモンと株式会社ベネッセスタイルケアグループは、この課題に取り組むため、2024年8月から「こどもストーリープロジェクト」をスタートしました。このプロジェクトでは、AI技術を活用し、保育者の業務負担を軽減しながら、一人ひとりの子どもに焦点を当てた保育を実現することを目指しています。

プロジェクトの目的と背景


実際、保育士たちは日々の活動記録や指導案の作成に多くの時間を割かなければなりません。特に、年間を通じて作成する児童票や要録の作成には、膨大な過去の記録を振り返る必要があり、1人あたり1時間以上かかることも少なくありません。このような状況は、多忙な保育者にとって大きなストレスの原因となっています。

この時、コドモンが提供する「保育ドキュメンテーション」のシステムに蓄積された日々の保育記録をAIが分析し、児童票や要録の作成をサポートする機能「こどもストーリー」を開発することが決定しました。この機能により、保育者はより多くの時間を「子どもについて考えること」に集中できるようになります。

実証実験の結果


プロジェクトの一環として実施された実証実験では、AI技術が保育士の負担を大幅に軽減することが確認されました。参加した保育施設からは、「AIが記録を生きたものに変えてくれた」という感想や、「児童票作成が楽になりそう」というポジティブな声が寄せられています。また、日常の保育活動を通じて見逃しがちな学びや育ちを整理する手助けになることができた点も評価されています。

高い満足度を誇るセミナー


2025年2月に行われた「保育AIセミナー」では、1,282名が参加し、98.4%の参加者から高評価を得ました。参加者は、AIが文章力の差をカバーしてくれることに感謝し、今後の取り組みを前向きに考えるようになったとのことです。

プロジェクトへの参加を呼びかけ


「こどもストーリープロジェクト」への参加募集も行われており、参画施設には新たな保育AIサービスのお試し版を先行申し込みできる特典が用意されています。保育業務の効率化を図りつつ、子どもたちの成長に寄り添うためのこの機会を是非ご利用いただきたいと思います。

まとめ


コドモンとベネッセによるこのプロジェクトは、AIを用いて保育の質を高める新しい試みです。保育現場での業務負担を軽減するだけでなく、1人ひとりの子どもに寄り添った支援を実現することを目指しています。この取り組みが、将来の保育環境にどのような影響を与えていくのか、今後の進展に注目です。

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