板橋区役所の待合室が絵本文化に触れる癒しの空間に
令和7年11月17日、板橋区役所南館の戸籍住民課の待合エリアが新たに生まれ変わりました。これまでは「手続き待ちの空間」として利用されていたこの場所が、「絵本文化に触れる空間」として、地域の魅力を感じることができる特別なエリアになりました。
絵本コーナーの設置
この新しい絵本コーナーは、「みどり溢れる絵本のまち板橋」をテーマに設計されています。特に注目すべきは、森林環境譲与税を活用した木を使った絵本棚です。この棚は、板橋区が「みどりと文化の交流協定」を結んでいる栃木県日光市の木材を使用しており、木のぬくもりを感じられるデザインになっています。周囲には、小さな子どもたちがくつろげる木のベンチも設置され、訪れる親子がその空間で心地よく過ごせるよう工夫されています。
ライフイベントと絵本の魅力
結婚、出生、引越しなど、生活において重要な手続きが行われる待合エリアですが、ここでは大人も子どもも共に「絵本の魅力」を再発見できる時間が流れています。待っている間に絵本に親しむことで、心が癒され、また家族の時間をより豊かにすることができるでしょう。
木とのふれあいを大切にした教育
板橋区では、木や木製品とのふれあいを通じた教育を推進し、子どもたちが自然との関わりを深められるような木育事業も展開しています。地域の未来を担う子どもたちが、自然の大切さを理解し、豊かな心を育む手助けをしているのです。
絵本文化を感じながらの手続き
担当者は、「手続きに訪れる方々に、絵本コーナーを利用していただき、板橋区の魅力を感じてほしい」とコメントしています。手続きの合間に、少しだけ立ち寄って絵本を手に取り、静かな時間を過ごすことで、心が豊かになることが期待されます。
この新しい絵本コーナーは、ただの待合室ではなく、絵本文化を体現する温かい空間です。大人から子どもまで楽しめる素晴らしい場所として、多くの人々に愛されることを願っています。