三重県鳥羽市で新たに登場!母子手帳アプリ『母子モ』
母子手帳アプリ『母子モ』が三重県鳥羽市において、特に子育て中の家庭に向けた新しいサービスとして提供を開始しました。市の理念である「誰一人も取り残さない」取り組みの一環として、11月4日から、「とばっ子すくすくアプリ」として市民に親しまれることを目指しています。
進化する母子手帳のデジタル化
従来の紙の母子健康手帳では、情報の管理や記録に手間がかかることが多く、特に忙しい育児中の親にとっては負担が大きいものでした。しかし、今回導入された『母子モ』はこれを解消する革新的なアプローチを提供します。このアプリを使うことで、予防接種のスケジュールや健診の結果を手軽に管理できるのです。データはクラウドに保存されるため、万が一手帳を紛失した場合でも安心です。また、他の市区町村への転居時や、スマートフォンの機種変更を行った際も、スムーズに利用を続けられます。
鳥羽市の独自の取り組み
鳥羽市では、子どもが18歳になるまでの家庭を対象に「とばっ子カード」を発行しています。このカードを提示することで、協賛する店舗での割引や特典を受け取ることができます。また、地域住民の交流を促すために保育所の園庭開放も行っており、町全体で子どもたちを育む環境を充実させています。これらの支援策と合わせて、『母子モ』が活用されることで、地域の子育て環境がさらに強化されることを期待しています。
家族との連携を強化する機能
『とばっ子すくすくアプリ』では、妊産婦と子どもの健康データの管理だけでなく、育児に役立つ情報配信やアドバイス機能も充実しています。アプリには、育児日記としての役割も果たす「できたよ記念日」機能があり、子どもの成長を記録するだけでなく、保護者同士が交流するための場も提供します。このように家族や地域の支援をスムーズに行えることが、育児を行う上での大きな助けとなります。
非常時でも安心の体制
感染症等の社会的変化に対しても、アプリを通じて自治体からの注意情報や、保健師からの必要なアドバイスが即時に届けられるため、安心して育児を続けられる環境が整っています。情報はテキストだけでなく、動画でも提供されるため、視覚的にも理解しやすくなっています。
デジタル時代の子育て支援
今後、鳥羽市では2030年までに、妊娠から子育てに関する手続きをデジタル化し、保護者や医療機関の負担を軽減する取り組みを進める予定です。『母子モ』は、地域とともに「安心して子育てできる社会の実現」を目指し、子育て関連事業のデジタル化を推進していきます。
アプリの入手方法と注意事項
とばっ子すくすくアプリは、月額料金が無料で手軽に利用できます。App StoreやGoogle Playで『母子モ』を検索し、対応するスマートフォンやタブレットにダウンロードできます。また、Webブラウザを通じてもアクセス可能です。お住まいの自治体によって機能が異なるため、詳しい情報は公式ホームページをチェックしてください。子育てをする全ての家庭に、心強いサポートツールとなること間違いなしです。