小学生向け心の本『NOLTYキッズワークブック』が発売
2025年5月15日、株式会社日本能率協会マネジメントセンター(JMAM)から新しい子ども向けワークブック『NOLTYキッズワークブック プンプン・ソワソワ・メソメソこころのはなし』が発売されます。これは、子どもたちが自分の感情に気づき、ネガティブな気持ちとも上手に向き合えるようサポートする内容で構成されています。
ネガティブ感情の理解を促す
このワークブックは、子どもが「怒り」「不安」「悲しみ」といったネガティブな感情を理解し、それを「悪いもの」と決めつけるのではなく、その役割や機能を見つめる力を育むことを目的としています。子どもたちがそれぞれの感情について考え、感情と友達になるための方法を学ぶことができるのです。
感情別のステップで学ぶ
本書では、次の3つのステップでネガティブ感情にアプローチします。
ステップ1:即効性のある対策
子どもたちが簡単に実践できる深呼吸やお守りカードの使用法を紹介し、感情が溢れた時でも安心して対処できる能力を養います。
ステップ2:感情の理由を探る
『プンプン』や『ソワソワ』『メソメソ』のような感情が生まれる理由を解説し、ネガティブな感情が浮かぶことの意味を理解する手助けをします。これにより、感情を受け入れるための準備が整います。
ステップ3:考え方を変える方法
物事の見方や考え方を工夫することで心を軽くする技術を提供。さまざまな視点からのアプローチで、気持ちを軽くし、受け入れる力を養うことができます。
読みやすさを重視した構成
ワークブックは、子どもたちが楽しく学ぶための工夫がされています。各章にはマンガやイラストが満載で、小学校低学年の子どもでもスムーズに読み進められる内容に。オノマトペを使った解説で感情のイメージをつかみやすくなっています。また、心理ゲームを通じて自身のタイプを知ることもでき、興味を持たせながら学びを深めていきます。
楽しい復習のためのゲーム
ワークブックには、感情と向き合う方法を学ぶためのすごろくゲームも盛り込まれています。このゲームを通じて、実際のシーンに基づいた選択肢をお子さま自身が直感的に理解し、ネガティブ感情の対処法を身につけられるようになっています。
監修者のコメント
このワークブックの監修を務める松丸未来氏(臨床心理士・公認心理師)は、「感情に蓋をせず、その機能を理解することで子どもたちは自由に自分を表現できるようになります」と語ります。ぞう男くん、いぬ子さん、クマ美さん、ネコくんとともに、子どもたちが自らの感情について考えるきっかけとなることを期待されています。
まとめ
『NOLTYキッズワークブック プンプン・ソワソワ・メソメソこころのはなし』は、子どもたちが身近な感情に向かい合うための大切な手助けをしてくれる一冊です。ネガティブな感情を大切にしながら、自己理解を深める手助けとなります。ぜひ多くの子どもたちに手に取ってもらいたい作品です。