未来を守るために!滋賀の小学生がデザインした鯛ごはんの素の誕生
滋賀県を舞台に、次世代の海の保護を目的としたユニークなプロジェクトが始まりました。一般社団法人「海と日本プロジェクト in 滋賀県」では、2024年7月から8月にわたって、小学5年生を対象とした『食卓から未来のうみを守り隊4』という学習体験イベントを実施します。この活動を通して、選ばれた20名の県内の子どもたちがアイデアを練り上げ、オリジナルパッケージの「鯛ごはんの素」を手がけることになりました。
海と琵琶湖のつながりを実感
滋賀県はその名の通り、海に面していないため、子どもたちには海の存在や働きが身近に感じられないことが多いです。しかし、彼らが参加するこのプロジェクトでは、海とは何か、そしてその恵みが私たちの日常にどう結びついているのかを学びます。「食卓から未来のうみを守る」と題されたこのイベントでは、滋賀の食卓から海の大切さを考え、次世代へとつなげる活動が行われます。
鯛ごはんの素の制作過程
実施されるイベントでは、隊員たちは3日間にわたって琵琶湖と海の関係について学びます。具体的には、魚の流通方法、鯛の養殖の仕組み、さらには生け簀での餌やり体験を通じて、魚がどのように私たちのもとに届くかを目の当たりにします。このような経験を経て、子どもたちは鯛ごはんの素のパッケージデザインに取り組むことになります。
子どもたちは、商品説明や試食を通して、商品の特性や魅力に対する理解を深めます。そして、一人一人が鯛をテーマにした絵を描き、「海を守るために何を伝えたいか」を考えながらパッケージをデザインしました。彼らの心意気が込められたこのパッケージには、「人々の努力が詰まったうまみを伝えたい」「手間暇かけて育てられた鯛の良さ」を表現しています。
「鯛ごはんの素」の詳細
オリジナルパッケージの商品名は「鯛ごはんの素」。この商品は2025年3月19日(水)から2025年5月31日(土)までの期間、株式会社丸寿海産から販売されます。内容量は1食分、米2合に適したセットが1,430円(税込)で提供され、鯛の切身やフレーク、ごぼう、だし汁などが含まれています。
この商品は、滋賀県内の子どもたちの思いが詰まった一品であり、その背景にある学びを通じて、未来の海を意識するきっかけになることでしょう。
製品は丸寿海産のオンラインショップで購入することができます。また、滋賀県では、このような活動を通じて琵琶湖や海についての知識を広め、子どもたちの興味を引き出していくイベントを引き続き展開しています。
この活動は、地域の未来に対する大切な一歩です。滋賀県から全国へ、そして子どもたちから未来へ、海をより良くする意思をつなげていくのです。