ツーライスの海洋授業
2025-07-09 14:08:17

未来を担う子供たちが学ぶ!ツーライスの海洋授業実施

子どもたちはこの内容を通じて、ゴミを減らす重要性を感じ取りました。

山岸気象予報士の話



続いて、気象予報士の山岸拓氏が登壇し、地球温暖化が海に及ぼす影響について解説しました。山岸氏は、温室効果ガスが地球を覆う様子を、「不要に多くの布団をかけているような状態」と比喩し、子どもたちの興味を引きつけました。

海水温の上昇がもたらすカツオの減少やウミガメの性別偏り、さらには海水面の上昇が陸地の浸水を招く可能性についても説明がありました。また、海の酸性化についても触れ、これが海の生態系にどれほどの影響を及ぼすかを子どもたちと共に考える時間が設けられました。

伊谷教授の講義



最後に高知大学の伊谷行教授が、豊かで多様な高知の海洋生物と生態系について講義を行いました。特に、潮の満ち引きにより姿を現す干潟の重要性について説明し、干潟が多くの生物にとっての生息地であること、またその生態系が川の水質改善にも寄与していることを伝えました。

伊谷教授は、もし干潟の生物が減少すると、川の栄養がそのまま海に流れ出て赤潮を引き起こす可能性があると警告しました。さらに、川と海の境界に位置する「河口」の重要性についても述べ、川の生物たちが海で成長し再び川に戻るサイクルが、どれほど重要であるかを子どもたちに示しました。

子どもたちの感想



授業を終えた後、子どもたちは「川にもたくさん魚がいることが分かった」「海と川はつながっているので川も大切だと思った」「自然を守る必要性を感じた」といった素直な感想を述べました。このように、自分たちの生活と海洋環境の関連性を実感できたことが、彼らの意識に大きな変化をもたらしたようです。

まとめ



今後の「海と日本プロジェクトin高知」では、より多くの子どもたちに海についての理解を深めてもらい、次世代を担う彼らが海の重要性を心に刻むような活動を続けていくことが期待されます。美しい海を未来へと引き継ぐために、一人ひとりができることを考え、行動していくことが求められています。


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