地域の子どもたちが主役！ココカラフルで楽しい食堂体験

地域の子どもたちが主導する食堂「ココカラフル」

2025年6月21日（土）、越谷市で「子ども主体の子ども食堂ココカラフル」が開催されることが決まりました。このイベントは、株式会社NIJINが運営する不登校オルタナティブスクール「NIJINアカデミー越谷校」により、地域の子どもたち同士のつながりを育むことを目的としています。

「ココカラフル」が目指すもの

「ココカラフル」は、2023年8月からスタートした新しい形の子ども食堂です。近年、地域にはさまざまな居場所が増えてきましたが、子どもたち自身が心地よく過ごせる場所を、彼らの手で創り出すことを目指しています。この取り組みは、ある子どもの「学校に行きたくない」という思いから始まりました。友人との関係に悩む中で、同じ目的で活動できる居場所があれば少しでも外に出るきっかけになるのでは、と考えたのです。

すべてを子どもたちが担当

食堂では、メニューの考案や集客活動、さらには掃除に至るまで、すべて子どもたちが主体となって行います。ただし、調理については衛生管理のために大人が担当しますが、地域との接点を作るために、チラシ配りや近隣へのご挨拶などにも子どもたちが積極的に関与します。これにより、地域との結びつきが強化され、子どもたちにとっても大きな学びの場となります。

当日はどう楽しむ？

食堂では食事を楽しむだけでなくゲーム機を持ち寄ったり、手作りのガチャでおやつをもらったりと、自由なスタイルで遊ぶことができます。前回の活動では、水鉄砲大会が自然発生的に始まり、参加した子どもたちは学年や学校の枠を超えて大いに盛り上がりました。さらに、地域の大人たちも立ち寄り、子どもたちと遊んだり、自らの経験を共有するなど、自然な交流が生まれています。

子どもたちのつながりを育む

この取り組みは、単に子どもたちの遊び場を提供することを超えて、不登校の子どもたちと地域の小学生、さらには地域の大人とのつながりを生む場へと発展しています。復学した子どもやその保護者が、卒業後もつながりを保ちたいと参加するケースが増加しており、「信じられる人がここにいる」と実感できる居場所としての資質を持っています。