友だちとの関係を育む力を養う新発想のワークブック
学校生活の中で、友だちとの関係に悩む子どもたちが多くなっています。特に最近では、コロナ禍による直接の対面機会の減少や、デジタル機器の普及が影響し、リアルなコミュニケーションが不足しています。これを受けて、株式会社日本能率協会マネジメントセンターは、NOLTYキッズワークブック「自分」や「友だち」とつき合うコツを2025年2月21日から発売し、子どもたちが問題解決に必要なスキルを楽しく学べるサポートを提供します。
このワークブックは、SEL(ソーシャル・エモーショナル・ラーニング)のフレームを基にしており、対人関係のスキルを楽しみながら身につけていくことを目的としています。SELは、自分の感情を理解し、他者の気持ちを考える力を育むための教育法であり、アメリカを中心に多くの学校で導入されています。ワークブックを通じて、子どもたちが「自分を知る」「気持ちに気づく」「気持ちを伝える」などの大切なコミュニケーション能力を育むことが可能です。
小学生が直面する悩みに向けた具体的な内容
このガイドブックでは、友だちと接する中で感じる疑問や戸惑いを解決するための具体的なアドバイスが満載です。「どうして友だちにいじわるな気持ちを抱くのか」「友だちが元気のない時、どのようにサポートするか」のような悩みを持つ子どもたちに、実践可能な解決策を提案します。こうした内容は、読後すぐに実行に移せるよう設計されており、子どものコミュニケーションの取り方の幅を広げることができます。
多彩なワークで遊び感覚で学ぶ
さらに、このワークブックは、19種類の多様なワークを提供しています。「この表情は何を表しているのか?」「うれしい気持ちをどう表現する?」といった問題を通じて、子どもたちが自分で考え、書き込むことで思考の幅を広げていくことができます。また、友だち同士や家族と一緒に楽しむことができる「おしゃべりサイコロ」で、学ぶことが強化され、コミュニケーション能力向上へとつながります。
内容の構成
以下に、本書の章立てといった内容をご紹介します。
1. ### 自分ってどんな子?
- 自分カードを作り、自分の好きや得意を発見。
- 自分の長所と短所を理解し、短所をプラスに変える方法。
2. ### 気持ちってなんだろう?
- 気持ちが表現されるサインに気づく。
- 自分の感情の「強さ」や「種類」を認識。
3. ### 自分の気持ちや考えをきちんと伝えたい
- 日常の自分について振り返り、感謝の気持ちを伝える練習。
4. ### 友だちの気持ちも自分の気持ちも大切にしたい
- 友だちの元気がない時にどう接するのか、会話が途切れた時の対処法など。
監修者の専門家としての視点
法政大学の渡辺弥生教授の監修のもと、本書は作成されています。渡辺教授は、発達心理学やソーシャル・エモーショナル・ラーニングに関する実績を持ち、子どもたちが豊かで健康な対人関係を育むための支援を行っています。彼女によると、コミュニケーションのスキルを具体的に理解することで、子どもたちは自分自身と向き合い、成長することが可能になります。
商品概要
- - タイトル: NOLTYキッズワークブック「自分」や「友だち」とつき合うコツ
- - 発売日: 2025年2月21日
- - 価格: 1,430円(税込)
- - 頁数: 88ページ
この新しいワークブックは、友だちとの関係をより一層良好に築くための貴重なツールとなるでしょう。子どもたちがコミュニケーションを楽しみながら学ぶきっかけを提供し、豊かな人間関係を築く手助けをします。