笑顔でつなぐランドセルプロジェクトとは
毎年多くの子どもたちが新しいランドセルを背負って新学期を迎えますが、使わなくなったランドセルはそのまま放置されることが多いのも現実です。そんな中、ベルナティオが始めた「笑顔でつなぐランドセルプロジェクト」は、役目を終えたランドセルを海外の子どもたちに届ける取り組みです。2025年3月1日、今年度の活動が本格的にスタートしました。
思い出を詰めたランドセル
スタッフが送られてきたランドセルを見て、ある女の子が“あてま高原”というメッセージを添えてくれたことに心が温まりました。この行動を通じて、自分たちの活動が少しでも役に立っていると感じることができました。ランドセルがこれまでの思い出を抱え、世界の子どもたちの笑顔を育むために旅立つ様子は、心を打つものがあります。
アフガニスタンの教育支援
現在、アフガニスタンの女の子は約50%が小学校に通えない状況です。若い女性の約60%が読み書きできないと言われており、教育が十分に行き届いていません。ベルナティオは2019年からこのプロジェクトに取り組み、これまでに767個のランドセルを寄付してきました。目の前の子どもたちが学校へ通うきっかけを作るため、日々地道な努力を続けています。
ランドセルの旅の様子
集まったランドセルは、ボランティアによって丁寧に検品と梱包が行われます。その後、横浜港から船で出荷され、陸路を通じて現地へと運ばれます。この旅は、日本を出発してから子どもたちの手に届くまで約2カ月かかることが多いです。地道な作業と時間をかけて、あたたかい気持ちが伝わることを願っています。
学校での渡し方
ランドセルが現地に到着すると、学校の先生から使い方を説明されながら一人ひとりに手渡されます。子どもたちがランドセルを受け取った瞬間の笑顔は、何にも代えがたい光景です。「将来は助産婦になりたい」という夢を抱く子どもたちの姿がそこにはあります。
地域社会への貢献
このプロジェクトは、子どもたちが学校へ通うきっかけを提供するだけでなく、地域の健康意識の向上にも寄与しています。ランドセルの中には保健衛生に関する情報が記されたカレンダーが入っており、これを通じて母親たちにも健康に関する知識が届けられます。
現在までの活動状況
ベルナティオは、これまでの取り組みをさらに強化し、2024年には過去最高の230個のランドセルを募集する見込みです。この活動を通じて、地域の皆様の協力も得ながらより多くの子どもたちに笑顔を届けられるよう努力しています。
特別な鉛筆の贈呈
プロジェクトの一環として、ランドセルをご寄付いただいた方には、特別に作られたベルナティオオリジナル鉛筆がプレゼントされます。この鉛筆は間伐材を使用して作られており、地元の企業の支援も受けています。日本とアフガニスタンの子どもたちが同じ鉛筆を手にすることで、思いをつなぐ架け橋となることを願っています。
まとめ
「笑顔でつなぐランドセルプロジェクト」は、ただの物資支援にとどまらず、子どもたちの夢や希望を支える大切な活動です。今後も地域の皆様やボランティアの協力を得て、多くの子どもたちに笑顔を届けられるよう、さらなる躍進を目指してまいります。詳しくは、
ベルナティオ公式サイトをご覧ください。