スシロー未来型万博店、ディスプレイ賞で二冠達成！持続可能な寿司の新たな挑戦

スシロー未来型万博店、二冠を達成！

大阪・関西万博で注目のスポット、スシロー未来型万博店が、2025年第44回ディスプレイ産業賞において「ディスプレイ産業奨励賞」と「NDF特別賞の銀賞」を同時受賞しました。これにより、未来に向けた持続可能な水産業の重要性を再認識させる素晴らしい店舗として評価されています。

ディスプレイ産業賞とは？

この賞は、日本ディスプレイ業団体連合会が主催し、ディスプレイ産業の振興に寄与する企業や団体を表彰するものです。特に、生活文化の向上や消費経済の健全な成長を目指している点が特徴です。今年は、10月31日に開催され、様々な創造的な取り組みが評価されました。

スシローの未来への挑戦

スシロー未来型万博店のコンセプトは「まわるすしは、つづくすしへ。ーすし屋の未来2050ー」。この店舗では、未来にまで水産資源を残すため、提供する魚介類をすべて養殖魚に切り替えるという新しい試みに挑戦しています。天然に依存せず、持続可能な手法で育てられた魚を使用することで、環境保護と安定供給を両立させる狙いがあります。

現在、水産資源の減少が懸念されている中、こうした取り組みはますます重要となってきています。スシローの試みは、ただの飲食提供に留まらず、持続可能な水産業についてお客様に学ぶ機会を与えており、その一環として、メニューやゲームを通じた教育的要素も取り入れています。

視覚的感覚を楽しむ空間作り

店舗の外観デザインには、株式会社丹青社がクリエイティブディレクションと内装設計を手掛けており、デジタル演出や経験型の要素が盛り込まれています。訪れる人々は、未来感や安心感を感じることができる空間で、単なる食事を超えた多面的な体験が楽しめるよう工夫されています。このように、スシロー未来型万博店は、ただの食事提供型店舗に留まらず、未来の外食モデルを提示する場としての役割を果たしています。

持続可能な取り組みとその価値

受賞の理由として、特に審査副委員長の出原秀仁さんが評価したのは、スシローが提供する全てのメニューが養殖魚によって成り立っている点です。この革新的なアプローチにより、環境配慮と中長期的なコストリスクの抑制という戦略も評価されました。加えて、来店するお客様に対してサステナビリティや気候変動の問題を楽しく学ばせる仕組みがあることで、食事と学びが融合した新しい形が実現されています。

持続可能な魚介類を用いた寿司の提供は、今後ますます注目されることでしょう。スシローは、未来に向けた外食産業の一歩をこのところで踏み出しました。このような取り組みを通じて、他の飲食店や企業にとっても良い手本となり、さらなる環境保護へと繋がることを期待されています。