中学生向け職業探求イベント『リアルで学ぶキャリア図鑑』が初開催

中学生向け職業探求イベント「リアルで学ぶキャリア図鑑」開催！

教室だけでは学びきれない、様々な職業に対する理解を深めるための機会を、中学生に提供するイベント「リアルで学ぶキャリア図鑑」が株式会社マイナビの主催で、2025年7月14日に東京都立産業貿易センター浜松町館にて初めて開催されました。今回のイベントには689名の中学生が参加し、19社の企業や団体がそれぞれブースを出展し、様々な業種・職種についての情報を提供しました。

開催の意図

マイナビがこのイベントを開催する背景には、近年の調査で大学生の多くがキャリアの選択に迷いを抱いているという結果があります。特に、大学1・2年生の約6割が方向性に悩んでいる一方で、進路を考え始める時期は中高生であることが示されています。これに着目し、中学生を対象にリアルな職業体験を通じて、将来のキャリアについて考えるきっかけを提供することが目的です。

イベントの内容

イベント会場には、19の企業・団体のブースが設置され、各業種の仕事内容や業務の流れについて詳しく学べる場が用意されました。例えば、新潮社のブースでは、実際に雑誌編集のプロセスを体験する《ラフを描く》《キャッチを考える》というワークショップが行われ、参加した中学生は編集者の仕事を身近に感じることができました。また、コーセーのブースでは、美容部員の仕事内容を知る「日焼け止めの正しい塗り方」に関する講義が行われ、実践的な内容が展開されました。参加した中学生たちは、さまざまな職業のリアルを目の当たりにし、興味を持った職業について学ぶ貴重な体験を得ていました。

参加者の声

このような体験を通じて、多くの中学生が「支え合う人々がいて生活が成り立っている」ということを理解し、「普段何気なく見ているものがどのように作られているのかを知り、驚いた」という感想を寄せています。また、「将来の選択肢が広がった」という声も多数あり、職業理解を深めるきっかけになったようです。

カードゲーム体験ブース

さらに、マイナビが開発したカードゲーム教材を用いたブースも設置されており、参加者が実際にゲームを楽しみながら、世の中には17,000以上の職業があり、それらがどのように分類されるかを学ぶ機会が与えられました。このゲームは「楽しかった」といった感想が多く寄せられ、笑顔に満ちた学びの場となりました。

担当者のメッセージ

担当者は「今回のイベントを通じて、実際に働いている方の話を直接聞くことや、商品の展示を通じて多くの情報を中学生に届けることができたことを嬉しく思います。この経験が、一人でも多くの中学生が未来を考えるきっかけとなることを願っています」とコメントしました。こうした取り組みを通じて、マイナビは今後も教育の場を広げ、次世代の可能性を引き出していくことを目指します。