京都先端科学大学で新たな留学生が未来を切り開く入学式を迎える

京都市右京区に位置する京都先端科学大学は、9月10日に2025年度の秋季卒業式と入学式を開催しました。この特別な日には、工学部の第一期生である留学生を含む63名が卒業し、323名の新たな留学生が入学する運びとなりました。2021年9月に入学した38名の留学生が、その学生生活の集大成として晴れやかに卒業を迎えました。

午前中に行われた卒業式では、同大学の前田正史学長が出席し、祝辞を述べました。学長は、“Future Makers from Kyoto”というビジョンを掲げ、卒業生たちに未来を自らの手で切り開くよう励ましました。「本学の国際的な環境で得た知識と経験をもとに、自信を持って新たな一歩を踏み出してください」と、学長の言葉は卒業生たちの背中を押しました。

続いて、卒業生を代表してマレーシアから留学していた工学部のホン・ウェイ・レン・ダリルさんが、答辞を発表しました。彼は、在学中の貴重な体験や学びについて感謝を述べ、これからの社会で活躍する決意を強調しました。彼の言葉には同じ留学生仲間たちへの思いが込められており、感動の瞬間となりました。

午後には新たに入学する留学生を迎える入学式が行われました。今年度から工学部だけでなく、経済経営学部およびバイオ環境学部にも英語による国際コースが新設され、インドやインドネシアなど46の国・地域から集まった323名が新学期を迎えます。入学式には新入生や保護者、関係者ら約600名が参加し、温かい雰囲気に包まれました。

祝辞では前田学長が、新入生たちに向けて心強いメッセージを送った後、各学部の学部長がウェルカムスピーチを行い、一人ひとりが新しい学びに向けた期待を感じられるように配慮しました。特に、Gaponov Sergeyさんを含む新入生3名が代表して挨拶を行い、1200年以上の歴史を持つ京都での学びに対する期待感や意気込みを語りました。その姿には、多くの希望と夢が込められていました。

このように、京都先端科学大学は伝統ある京都の地で、未来に向けて新たな一歩を踏み出す留学生たちを受け入れ、彼らの成長を支える場となっています。これからの留学生たちの活躍を期待し、応援していきたいと思います。