俳句相撲大会の熱闘
2025-03-22 22:00:26

俳句のまち宣言10周年!子ども俳句相撲大会の歓喜の瞬間

俳句のまち宣言10周年記念 子ども俳句相撲大会の様子



2024年3月22日土曜日、東京の荒川区にて「令和6年度 奥の細道矢立初めの地子ども俳句相撲大会」が盛大に開催されました。この大会は、松尾芭蕉が千住あらかわで詠んだ俳句に由来し、子どもたちによる相撲形式での俳句発表を楽しむものです。今回は特に、俳句のまち宣言10周年を祝う意味合いもあり、非常に意義深いイベントとなりました。

各区立小学校から153チームが応募し、選考を経て8チームが千秋楽に進出。トーナメント方式での熱い戦いが繰り広げられました。そして、この大会の開幕を告げるために、天王太鼓つくも会による華麗な和太鼓の演奏がありました。その後、拍子木の音とともに、決勝進出の子どもたちが会場に登場し、観客の拍手に包まれました。

今回の兼題は、初戦が「春の季節」、準決勝が「流し雛」と「クロッカス」、決勝が「東風」と「春の星」となりました。各チームは、一回戦から決勝まで3回の対戦に向けて、力作の俳句を6句用意するという独特な形式を取ります。緊張感漂う中、行司の合図で句の情景を表現したパフォーマンスを交えながら、子どもたちは自信を持って朗読しました。

決勝戦では、東の「第九峡田小学校、町屋芭蕉チーム」と西の「尾久第六小学校、三色だんごとお花見チーム」が激突。両チームはそれぞれ力作を披露し、高まる緊張感の中で勝負が進みました。行司の「東、始め!」という声に続いて、町屋芭蕉チームの今野真帆さんと秋元貴文さんが次々に句を詠み上げ、観客を魅了しました。

一方、三色だんごとお花見チームも負けじと、細貝優斗さんと渡辺康介さんが素晴らしい句を披露。特に、渡辺さんの「春の空ピカピカ光る一等星」は、春の美しさを見事に表現していました。決勝戦を終え、ついに勝者が発表され、三色だんごとお花見チームが俳句横綱に輝きました。会場全体が歓声に包まれ、拍手が鳴り響きました。

横綱となったチームのメンバーは、嬉しさを隠せない様子で感想を述べてくれました。細貝さんは、春の星が映り込む情景を詠んだことについて語り、「来年も横綱を目指す」と意気込みを見せていました。大会の成功は、子どもたち自身の努力と仲間意識の賜物です。このようなイベントが続くことで、今後も俳句や日本文化を次世代へと繋げていくことができるでしょう。

また、参加した子どもたちや保護者、お客様との交流がこの大会の魅力でもあり、会場には笑顔が満ちていました。審査員の皆さんも高評価を与え、お互いの句を誉め合っていました。俳句を通じて、子どもたちが育んだ友情や絆は、今後も忘れられない思い出として心に残ることでしょう。

こうして、今年の「令和6年度子ども俳句相撲大会」は無事に幕を閉じ、さらなる期待を寄せつつ、来年を楽しみにしています。


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