親子で楽しむ!ふくしまの郷土料理イベント
2月22日(土)、福島県郡山市にて「日本さばける塾 in ふくしま」が開催され、9組18名の親子が参加しました。このイベントでは、地元の海洋資源を学びながら、実際に魚をさばき、郷土料理を作るという貴重な体験が提供されました。
イベントの目的と内容
「日本さばける塾 in ふくしま」は、一般社団法人海のごちそう推進機構とふくしま海と緑のプロジェクトの共催で行われ、日本の美しい海を次世代に引き継ぐための取り組みの一環です。参加者たちは、海洋環境の変化について学ぶとともに、和食の調理法を実践することで、食文化の継承に貢献しました。
プログラムの流れ
イベントは、以下のようなプログラムで構成されていました。
1.
海を味わう学び:音声のクイズ形式で福島県の海について学びました。
2.
郷土料理「カツオの揚げ浸し」の調理:参加者全員が割烹着と魚帽子を身につけ、カツオを調理しました。
3.
「サンマ」のさばき体験と「サンマのポーポー焼き」の調理:講師の指導のもと、サンマをさばきました。
4.
栄養バランスについて学習:作った料理の栄養についても学びました。
カツオの揚げ浸しを体験
参加者たちは、カツオを7~8ミリに切り、片栗粉をまぶして油で揚げる作業に挑戦しました。初めての揚げ物体験に緊張しながらも、講師からのアドバイスを受けて安全に調理を進めました。その中でも、「揚げるのが怖かったけれど、やってみたら楽しかった」との声もあり、子どもたちの新しい挑戦が見られました。
サンマのさばき方をマスター
次のステップでは、サンマのさばき方を学びます。講師の実演を見た後、参加者たちは自分の手でサンマをさばくことに挑戦。最初は難しいと感じた子も、繰り返しの練習でだんだんとコツを掴んでいきました。小学5年生の参加者からは「サンマをさばくのができるようになった」との嬉しい感想が飛び出しました。
美味しいランチタイム
調理の成果を活かして、最後に参加者たちで作った料理をいただきます。「常磐ものランチセット」が完成し、福島の海の幸をふんだんに使った美味しい料理を堪能しました。「美味しい」という声が飛び交う中、家庭でも作ってみたいという声が聞かれました。
学びの成果を持ち帰る
イベントの締めくくりには、参加者全員に「さばけるマスターカード」が配られました。そして、早速家庭でカツオの代わりにイワシを調理した参加者もいたとのことで、学びが日常に活かされている様子が伺えました。参加した子どもたちからは、福島の海の美しさや豊かさについて知る良い機会となったとの感想も聞かれました。
ふくしまの郷土料理を知る
今回のイベントでは、福島の郷土料理を学ぶだけでなく、地元の海についての理解を深める良い機会となりました。今後もこのような活動を通じて、福島の豊かな海を守り、次世代へ引き継いでいくことが重要です。参加者の皆さんにとって、貴重な体験となったことでしょう。これからも地域の食文化を大切にし、次回の開催を心待ちにしたいですね。