ゴールデンウィークのお出かけ!車内の高温に要注意!
春の心地よい気候が漂うこの季節、ドライブでのお出かけは特に楽しいものです。しかし、同時に注意が必要なのが車内の温度。特にゴールデンウィーク中は、子どもやペットを車に残したまま、または車内に放置してしまうことが少なくありません。そこで、一般社団法人日本自動車連盟(JAF)は、ドライバーに注意を呼びかけています。
車内の温度上昇
今春のゴールデンウィーク(2024年4月27日〜5月7日)において、JAFが記録したロードサービスの出動理由は多岐にわたります。その中でも、特に目を引くのが「キー閉じ込み」の件数です。昨年は66,643件の出動のうち、3,208件、つまり約4.8%がキー閉じ込みに関するものでした。この数字から分かるように、安易に車に子どもやペットを残してしまうことは、非常に危険です。
春から初夏にかけては、外気温が心地よく感じられる日でも、車内の温度は想像以上に高くなることがあります。例えば、JAFの実験によれば、外気温23.3℃〜24.4℃の日中でも、SUVの車内温度が最高で46.5℃に達したケースがありました。密閉された車内では、ほんの数分の間に急激に温度が上昇するため、油断は禁物です。
子どもやペットを乗せる際の注意点
このようなリスクを防ぐためには、次の点に注意が必要です。まず、子どもやペットを車に残さないことが基本です。「数分で戻るから大丈夫」や「エアコンを入れていたから安心」との油断は命取りになる可能性があります。特に子どもや高齢者は体温が調節しにくく、短時間の放置でも重大な危険に晒されます。
また、外出時には、必ず行き先や戻る時間を考慮しながらドライブを楽しむことが大切です。友人や家族とドライブを計画されている方は、同乗者の健康も気遣い、お互いに確認し合う場面を作ることが重要です。万が一、鍵を車内に閉じ込めてしまった場合は、決して慌てず、JAFなどの専門サービスを利用しましょう。
「熱中症ゼロへ」プロジェクト
特に注意が必要なのが、春から夏にかけての熱中症です。JAFが推進する「熱中症ゼロへ」プロジェクトでは、家族やペットを車に乗せる方々に向けた情報を発信しています。公式サイトでは、熱中症のリスクや予防のための情報が提供されていますので、ぜひ一度チェックしてみてください。
まとめ
ゴールデンウィークの楽しいお出かけは、事前の準備や注意を怠らなければ、より快適で安全なものとなります。特に子どもやペットを乗せる際は、車内の温度上昇に細心の注意を払い、大切な家族の健康を守りましょう。楽しいドライブを計画する際には、安全運転を心がけ、ドライバー自身も安心して楽しめる配慮が必要です。