医療的ケア児とその家族に贈る特別な交流の場
軽井沢町において、医療的ケアを必要とする子どもたちや、重度の心身障害児、その家族が楽しめる交流イベントが、7月19日(土)から20日(日)にかけて開催されます。このイベントは、参加者同士が絆を深められる機会を提供し、子どもたちが平等に楽しめる体験を数多く用意しています。
参加の目的と背景
医療的ケア児や重度心身障害児は、一般的な子どもと比べて遊びや学びの機会が限られています。この現状を打破するために、イベントは医療的ケア児やその家族の交流を目的としており、地域の多くの専門職や一般市民が参加することを歓迎しています。これにより、理解者や支援者が増えることを期待しています。このイベントは2015年から始まり、今回で8回目を迎えます。
イベントの主なプログラム
7月19日(土):トークセッションや体験型企画
開催時間:13時00分〜16時00分
会場:軽井沢風越学園 体育館
この日は、「RESILIENCE PLAYGROUND」という遊具研究プロジェクトの紹介を行います。医療的ケアを必要とする子どもたちが、安全かつ楽しめる遊具を開発した経緯や、その背後にある想いを知ることができます。特別ゲストとして遊具デザイナーの田嶋宏行氏が参加し、彼の経験談も伺えます。
その後、医療的ケア児の2名によるトークセッションが予定されています。彼女たちがどのように学校生活を送っているのか、そして地域で成長していく姿をお話しします。
体験型プログラム
エアリアルやジャグリングのワークショップも用意されています。サーカスのパフォーマンスを体験できるこの企画では、障害の有無に関係なく誰でも楽しむことができ、特に医療的ケア児も安心して参加できるよう設計されています。
7月20日(日):熱気球の搭乗体験
開催時間:5時00分〜7時30分
会場:軽井沢72ゴルフクラブ
この日は、早朝から熱気球の搭乗体験が行われます。特に車椅子やバギーでの搭乗が可能な大きなバスケットが用意されており、年齢や身体の状態を問わず、多くの人が空を飛ぶ体験を楽しむことができます。楽しむだけでなく、熱気球の製作過程も近くで見られる貴重な機会です。
地域の力を利用する挑戦
このようなイベントが開かれることで、医療的ケアを必要とする子どもたちが、他の子どもたちと同じように遊び、交流する環境が整いつつあります。障害がある、ないに関わらず、一緒に楽しめる場があることの重要性を再確認できます。そして、参加されるすべての方々がこのイベントを通じて、新たな出会いや発見を楽しむことができるでしょう。
まとめ
医療的ケア児やその家族が感じる孤独を共有し、理解を深めるためのこの交流イベントは、参加者にとって特別な経験になることでしょう。皆さんの参加をお待ちしております。ぜひ、軽井沢へ足を運んでみてはいかがでしょうか。