「子どもまんぷく基金」の助成先発表
2025年度の「子どもまんぷく基金」では、5つの団体が選ばれ、合計10,534,280円の助成金が授与されることが発表されました。この基金は、厳しい状況にある子どもたちに、十分な食事を提供することを目的としています。
助成先団体とその事業内容
以下の5団体が助成の対象として選ばれ、それぞれの活動が子どもたちの生活を支えています。
1.
NPO法人自立生活支援延岡ほほえみの会(宮崎県)
事業名:子ども一人ひとりの食べる力を育むための支援事業
助成金額:2,130,000円
子どもたちが自立した生活を送るために、食の重要性を学ぶ支援を行います。
2.
特定非営利活動法人ながいく(愛知県)
事業名:「つながるごはん」宅食と夕食の支援事業
助成金額:1,922,280円
家庭での食事の不足を補うため、定期的に宅食を届ける活動を実施します。
3.
特定非営利活動法人陽向ぼっこ(北海道)
事業名:生活困窮家庭のこども達を宅配弁当で腹一杯にさせる事業
助成金額:3,000,000円
食事に困っている子どもに、毎日の弁当を提供し、心も体も満たします。
4.
NPO法人フードバンク目黒(東京都)
事業名:恵まれない家庭の子どもたちにお腹一杯のご飯とお菓子の楽しみを
助成金額:1,782,000円
おいしい食事だけでなく、お菓子を通じた楽しみも提供し、心の豊かさを育みます。
5.
一般社団法人ライフサポートひかり(山梨県)
事業名:子ども食堂、配食サービス「さえずりの木」
助成金額:1,700,000円
近隣の家庭に対して、食事の提供とともに地域の交流を促進します。
「子どもまんぷく基金」の意義
現在、日本では相対的貧困状態にある子どもが多く存在します。特に、物価の高騰や経済的不況は、家庭の生活水準を著しく低下させ、支援を必要とする子どもが増加しています。貧困は、単に食事に困るだけでなく、教育や楽しみの機会をも奪ってしまいます。
「子どもまんぷく基金」は、こうした現実を受けて、設立されました。この基金を通じて、さまざまな困難を抱える子どもたちに、充実した食生活を提供し、彼らが普通の子どもらしい時間を過ごせる支援を行っています。特に支援が急務な状況にある子どもたちを対象とする、機動的で直接的な支援活動に重点を置いているのが特徴です。
お問い合わせ先
このような活動に関心のある方や、支援を考えている方は、公益財団法人日本フィランソロピック財団のメールアドレスまでお問い合わせください。
メールアドレス:info(at)np-foundation.or.jp
※(at)は@に置き換えてください。
日本フィランソロピック財団について
日本フィランソロピック財団は2020年に設立され、社会貢献事業への資金提供を目的に運営されています。寄附を通じて、意義ある社会づくりを目指し、未来の世代に向けた投資を行っています。詳細は、公式ホームページを参照してください。
日本フィランソロピック財団公式サイト
この取り組みを通じて、多くの子どもたちが笑顔で過ごせる未来を目指して頑張っています。