おもちゃとジェンダー
2025-09-09 11:06:23

ピープルとAIC国際学院のコラボ授業「おもちゃとジェンダー」で新たな学びを実現!

おもちゃとジェンダーの授業が生んだ新たなメッセージ



2025年の6月と7月、AIC国際学院京都初等部にて、ピープル株式会社と共同で「おもちゃとジェンダー」のテーマに基づいた授業が実施されました。このコラボレーションは、子どもたちが自由におもちゃを選ぶことの重要性について考えるきっかけを提供することを目的としており、子どもたちが大人に向けた『あそびおもちゃパスポート』を制作しました。

取り組みの背景



ピープル社は「子どもの好奇心がはじける瞬間をつくりたい!」というビジョンのもと、子どもたちと直接触れ合いながらおもちゃの開発に取り組んできました。しかしそこで見えてきたのが、男の子向けと女の子向けのおもちゃの区別による「ジェンダーバイアス」です。子どもたちが自由におもちゃを選ぶことに対する躊躇を目の当たりにし、教育の場でこの問題に取り組むことの重要性を認識しました。

教育現場との連携



こうして、AIC国際学院京都と授業連携協定を締結。その後、2024年度には、「ジェンダーバイアス」についての学びを通じて、子どもたち自身による意見発信を促しました。「おもちゃとジェンダー 子ども大使」として任命された子どもたちは、玩具店や大人への取材を行い、自分たちの考えや解決方法を模索。その成果をNIE全国大会で堂々と発表したことは印象的でした。

2025年度の活動スタート



2025年度は、「おもちゃを選ぶ親に向けたメッセージを発信する」という新たなミッションが設定され、『あそびおもちゃパスポート』を通じて子どもたちの思いを届ける活動が始まりました。6月24日の授業では、子どもたちが「本当はやりたいけど、やれていないこと」を深掘りし、その理由や大人に望むことを整理するワークを実施しました。そこで、子どもたちは驚くような「やりたい」欲求を見出し、その背後にある大人の介入に気づくことができました。

3年生の活躍



後には、3年生が仲間の意見をまとめ、メッセージを再構築。続いて行われた7月7日の授業では、完成した『あそびおもちゃパスポート』を手に取り、自分たちのメッセージを校外に届ける活動を行いました。保育園や市内の施設に訪れ、配布した内容は、子どもたちの意見を大切にしたものでした。

子どもたちの願いと未来



この日、授業は七夕の日とも重なり、子どもたちは互いの意見を尊重し合う大切さを学びました。そして、それぞれの願い事を短冊に書き記しました。最終的にでき上がった『あそびおもちゃパスポート』は、子どもたちの「大人が決めたルール」に対する素直な疑問と、それに対抗しようとする思いが詰まった宝のような一冊となりました。これは単なるパンフレットではなく、子どもたちが自らの声を代弁し、大人たちと共に真の遊びの自由について考えるための重要なメッセージです。

このような活動を通じて、子どもたち自身が主体的におもちゃを選ぶことができる未来を目指して、おもちゃメーカーと教育現場が共に手を取り合っていく姿勢を示していきたいと思います。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

画像12

画像13

関連リンク

サードペディア百科事典: ピープル ジェンダー 子ども大使

トピックス(子育て/育児)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。