親子で楽しむ名作の世界
2025年7月31日に株式会社Gakkenから発売される「10歳から読むエンタ名作」シリーズの新作『ローマの休日』。この作品は、あの有名な映画をベースにしたもので、子供たちにも親しみやすいように工夫されています。名作映画をもとにした物語なので、親子で観たことのある方も多いでしょう。このシリーズは、小説とマンガの形で提供されるため、読書の苦手なお子さんでもスムーズに楽しめます。
物語の背景
物語の舞台は、イタリアのローマ。主人公のアン王女は、厳しい公務に縛られ、自由を求めてローマの街に飛び出します。
彼女の冒険が始まるこの物語は、単なる恋愛物語ではなく、自由と自己発見の旅でもあります。他者との交流を通じて成長していくアン王女の姿は、子どもたちに大切なメッセージを届けてくれることでしょう。
魅力的な登場人物たち
物語には、アン王女の他に新聞記者のジョー・ブラッドレーも登場。この二人の出会いは、運命的なものであり、彼らの心温まる交流は、多くの名場面を生み出します。スペイン広場でのアイスクリームやスクーターでの冒険が描かれることで、彼らの絆が深まっていく過程がしっかりと伝わってきます。
ジョーが、自由を謳歌するアン王女をどのように受け入れていくのか、また、彼女が彼にどのように影響を与えていくのかが見どころとなります。
読書のススメ
この作品は、ただ楽しむだけでなく、さまざまなテーマについて考えるきっかけにもなります。権力や自由、冒険心や愛などのテーマを通じて、子どもたちに大切な価値観を教えてくれるでしょう。親子で一緒に読んで、感想を話し合うことで、より深い理解へとつながるはずです。
同時発売の『透明人間』も要チェック
「10歳から読むエンタ名作」シリーズからは、もう一冊『透明人間』も同時に出版されます。H・G・ウェルズのSF古典が新たにリメイクされています。こちらも合わせて読んでみてはいかがでしょうか。
商品情報
- 小説:蜂八優月
- イラスト:24
- 定価:1,210円(税込)
- 発売日:2025年7月31日
- 判型:四六判/252ページ
- ISBN:978-4-05-206181-3
この作品は、お子さんと一緒に過ごす時間を豊かにしてくれます。親子での読書タイムを楽しむために、是非手に取ってみてください。