ベネッセ高等学院中等部が新たに全国をカバー
株式会社ベネッセコーポレーションが運営する中学生向けフリースクール「ベネッセ高等学院 中等部」が、2026年4月から新たに16キャンパスを開設し、全国27キャンパス体制に拡大することが発表されました。
日本国内で不登校の中学生は20万人を超えており、その背景には多様化している子どもたちの学習ニーズがあります。そんな中、多くの家庭では「自分のペースで学び直せる場所」が求められるようになっています。ベネッセはこの状況に応じた新たな「第三の学び場」として、中等部を2025年10月に開校しました。
新設されるキャンパスの詳細
2026年4月からは以下の地域に新たにキャンパスが設置されます。
- - 東京都: 池袋西口、大泉学園、豊洲、錦糸町、北千住、三軒茶屋、調布北口、立川、八王子(合計9拠点)
- - 神奈川県: 川崎、上大岡、たまプラーザ、新百合ヶ丘(合計4拠点)
- - 埼玉県: 浦和(1拠点)
- - 千葉県: 流山おおたかの森(1拠点)
- - 兵庫県: 三宮(県内初の開設)(1拠点)
これらの新キャンパスでは、生徒が通学とオンライン授業の両方から自分の学び方を選択できる柔軟なスタイルが提供されています。
フリースクールの取り組みと支援
ベネッセ高等学院中等部では、生徒一人一人が自分のペースで学べるよう、オンライン教材や進研ゼミRouteBeを活用しながら、担任やメンターからのサポートを受けることができます。また、出席扱い制度に基づき、中学校に在籍しながらでも学びができる体制が整っています。この制度を利用すれば、学校復帰や進路選択がスムーズになる場合があります。
学びの場としての意義
学院長である上木原孝伸氏は、「多くの生徒たちが新たな環境で学びへの意欲を取り戻している姿を見て手応えを感じている」と話します。また、距離の問題が通学の障壁になっているという声を受け、一人でも多くの生徒に身近な地域での学びを提供したいという思いから、新たなキャンパスの設置に至ったとのことです。
今後は、地域格差を無くし、全国の子どもたちが自分に合った学びの機会を得られるよう、さらなる取り組みが続いていきます。公式サイトでは、入会の受付が開始されており、オンライン説明会も実施される予定です。
まとめ
「ベネッセ高等学院中等部」が新たに設置する16キャンパスは、今後の教育環境を大きく変える可能性を秘めています。不登校であったり、学びに悩む中学生たちにとって、自分らしい学びの場が提供されることで、未来への希望が広がることを期待しています。多様な学びを支えるこの取り組みに注目し、参加してみる価値があるでしょう。