家庭学習とAI利用
2026-03-12 15:20:16

『KUMON家庭学習調査2025』から見る家庭の学びの現状とAI利用の動向

1. 調査の背景



2025年12月、株式会社公文教育研究会は、小学1〜3年生を持つ世帯を対象に家庭学習に関する調査を実施しました。この調査は、家庭での子どもの学びの実態や、保護者の意識の変化を探る目的で行われており、2015年から毎年実施されています。約1,800世帯の母親と父親を対象に、インターネット経由で行ったこの調査は、子どもたちの学びを取り巻く環境の変化を示しています。

2. 家庭での過ごし方



調査の結果、子どもたちが家庭で過ごす時間の中で最も多かったのはテレビを見ている時間で、1日平均45.4分というデータが出ました。次いでゲームが36.2分、動画配信サイトの視聴が33.9分と続き、デジタルメディアが主な娯楽となっている実状が浮かび上がりました。これに対し、読書をする時間が「全くない」と答えた家庭は29.5%に達しており、特に教科書以外の読書時間の不足が気になるところです。

3. 家庭学習の実態



家庭学習に関しては、「15分〜30分未満」が最も多く40.5%を占めており、頻度は「毎日」が35.3%ですが、減少傾向にあることが明らかになっています。また、家庭学習の内容においては、小学校の宿題や予習復習が減っているとされ、通信教育の課題は2.4ポイント増加する結果となりました。これは、デジタル学習や通信教育の利用が進んでいることを示しています。

4. デジタル教育への評価



デジタル教科書に対して好意的な意見を持つ保護者は38.8%である一方、好ましくないとする意見も19.7%を占め、年々その割合が増加しています。デジタル学習の内容においては、学校の宿題や課題が46.1%を占めており、実施していない家庭も30.1%存在します。

5. 生成AIの利用実態



家庭学習に生成AIを利用している世帯は23.1%で、昨年より4.5ポイント増加しています。保護者の29.2%は、生成AIの利用を増やしたいと考えている一方で、28.9%は「利用したくない」と回答しており、両者の意見が拮抗しています。また、学習サービスを選ぶ際に生成AIを導入しているものを選びたいとする回答は20.3%ですが、選びたくないという声も32.1%にのぼります。

6. まとめ



このデータを見ると、家庭学習の現状は多様化していることが分かります。デジタル学習や生成AIの活用が進む一方で、従来の学び方には厳しい目が向けられています。今後、保護者の意識の変化がどのように子どもたちの学びに影響をもたらすのか、注視していく必要があります。家庭学習においてデジタル技術の利点を最大限に生かしつつ、従来の学びの重要性を見失わないバランスが求められています。


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