岩国市のデジタル化が進める子育て支援
山口県岩国市で、子育てに関するさまざまな支援を提供するために、母子手帳アプリ『母子モ』が導入されています。このアプリを通じ、幼児の健康診査である乳幼児健診の手続きをデジタル化する新たなサービス「乳幼児健診サービス」が1月13日から運用開始されました。
このデジタル化の取り組みは、子育てをするお母さん・お父さんの負担を大きく軽減することを目的としています。従来、子どもが健診を受ける際には多くの書類の記入や提出が求められ、特に初めての子育て中においては負担を感じることが少なくありませんでした。しかし、今後はこのアプリ『母子モ』を活用することで、問診票の記入や健診結果の確認が手軽に行えるようになります。
デジタルによる利便性の向上
岩国市では、健康診査の手続きがデジタル化されることで、保護者の方々はより便利に健診を受けることができます。アプリを使えば、場所を選ばずに問診票を記入・提出でき、健診結果も簡単に確認可能です。この仕組みにより、当日の待ち時間を削減し、混雑を避けることができるようになります。
さらに、健診内容や結果は迅速に自治体に共有されるため、自治体側でもデータを効率よく扱うことができるようになり、職員の負担も軽減されます。これにより、今まで手間とされていた事後作業を減少させ、よりスムーズな運用が期待されています。
子育て支援サービスの充実
岩国市は「安心して子どもを産み育てられるまち」を基本理念に、子育て世代のための充実した支援サービスに取り組んでいます。「母子モ」の導入により、地域の情報提供や育児に役立つ機能も備わっており、妊娠・出産期から育児期まで一貫したサポートを提供しています。これにより、子育て中の家族が必要な情報を迅速に得られ、両親にとっても安心できる環境が整っています。
このデジタル化の取り組みは、岩国市が掲げる「子育てするなら岩国市」というスローガンに沿ったもので、今後もより多くの子育て支援策が検討されていくことでしょう。子育てのデジタル化を進めていくことで、若い世代が安心して子育てできる社会を目指す取り組みが期待されています。
今後の展望
今後も岩国市は、子育てに関連した手続きのデジタル化を進めることで保護者の負担を減らし、より便利で快適に子育てを行える環境を整えていく予定です。2030年までには、妊娠から子育てにかかる手続きをさらなる便利さを追求し、保護者の“不安や負担”を軽減するために、積極的に施策を展開していきます。
このように、岩国市の取り組みは、地域の子育て環境をより良くするために不可欠なものであり、今後の動きにも大きな期待が寄せられています。