居酒屋業界を変える!月商1200万円を実現した秘訣
神奈川県川崎市の武蔵小杉に拠点を持つ株式会社KIWAMIは、飲食業界に新たな風を吹き込んでいます。彼らが運営する居酒屋は、わずか8坪のスペースにもかかわらず、驚くべき月商1200万円を誇るモデルを築いているのです。この成功の裏には、顧客の満足度を高めつつ、従業員の幸福をも考慮した経営哲学があります。
月商1200万円を達成する仕組み
繁盛店の核となるのは、「坪月商」という概念です。株式会社KIWAMIの1号店である「きわみ」は、2025年3月に坪月商147万円を計上しました。この数字は業界の平均を大きく上回るものであり、以下の要素がその背後にあります。
- - 家賃比率の低下: 坪単価の向上により、固定費の負担が軽減されます。
- - 投資の価値: 原価や人件費に適切に投資することで、店舗運営が効率化されます。
- - 出店の自由度: 高単価物件でも出店可能なため、潜在顧客の幅を広げられます。
これらの要因により、飲食業界で小規模店舗の利点を最大化しました。
人への投資と働き方改革
創業当初のKIWAMIは、売上好調でも従業員の疲弊が問題となっていました。阿波代表が「この店を辞めたい」と考えるほど、過酷な労働環境が続いていたのです。そこで、尊敬する先輩の助言を受け、企業理念の再構築を行いました。「人は幸せになるために生まれてきた」という信念のもと、経営を『人の幸せ』に焦点をあてたものへと変えたのです。
働き方改革の推進
2019年には、企業理念「飲食で幸せを。そして、豊かに。」を策定し、それに基づく働き方改革が始まりました。段階的に労働時間を削減し、従業員の負担を軽減しています。具体的には、以下のように取り組んでいます。
- - 2020年度: 労働時間 4,121時間 → 2024年度には2,331時間に削減予定
- - 公休日: 月4日から5日、8日へと増加
- - 賃金や待遇の継続的な改善
またアプローチは経営層だけでなく、全社員が関与してつくり上げる「会社の常識」や、肩書にとらわれない「役割主義」を取り入れた現場主導の哲学を浸透させています。
書籍情報と店舗紹介
株式会社KIWAMIは、2025年6月30日には著書『わが社の居酒屋は8坪、月商1200万円 その秘訣を教えます』を出版予定です。本書では、彼らの成功の秘訣や幸せな職場の実現に向けた取り組みが詳しく解説されています。書店でお買い求めいただくことができます。
- - 書名: わが社の居酒屋は8坪、月商1200万円 その秘訣を教えます
- - 著者: 阿波耕平
- - ページ数: 208ページ
- - 発行元: 株式会社キイストン
さらに、KIWAMIが運営する居酒屋は次の通りです。
詳細は
株式会社KIWAMIのHPをご覧ください。