丸箸プロジェクト
2025-11-17 11:38:28

能登半島震災復興支援「丸箸プロジェクト」華叉祭で販売活動を実施

「丸箸プロジェクト」華叉祭での特製箸販売



2025年11月8日、文教大学経営学部田中克昌ゼミナールは、東京あだちキャンパスで開催された「華叉祭」にて、能登半島地震への復興支援を目的とした特製箸「丸箸」の販売を行いました。このプロジェクトは、丸亀製麺を運営する株式会社トリドールホールディングス、輪島塗箸の伝統を守る岩多箸店、そして文教大学の学生たちの協力によって実現しました。該当箸の売上は、すべて能登半島震災復興支援に寄付されるため、購入することで来場者も支援に参加できるのです。

背景と目的



このプロジェクトの背景には、2024年に発生した石川県能登半島地震があります。輪島市を中心に、地域の伝統的な工芸品である「輪島塗」にも大きな打撃が与えられ、多くの工房が被災したことで職人の流出や後継者不足という課題が深まっています。田中ゼミナールは、こうした課題解決を目指して、伝統技術の承継と被災地復興のバランスを考えたプロジェクトに取り組んでいます。

PBLとしての意義



この取り組みは、文教大学の課題解決型学習(PBL)の一環として実施されました。学生たちは自ら課題を見つけ出し、企業や地域との連携を図りながら、企画から実行、検証までを自分たちの手で成し遂げることに挑戦しています。今回の「丸箸プロジェクト」は、こうした学びをより一層深める絶好の機会となり、復興支援と伝統工芸の価値継承という二つのテーマに取り組むことができました。

「丸箸」の特色



「丸箸」は、香川県丸亀市をイメージしたデザインに、石川県輪島市の伝統的な技術が融合しています。箸の素材には軽くて丈夫なヒバ材が使用され、外観は香川県の瀬戸内海をあしらった「青海波」文様が施されています。このデザインは、幸運や続く幸せを象徴するものであり、漆の美しさと耐久性を兼ね備えた特別な箸として展開されています。

華叉祭の価値



華叉祭では、トリドールHD主催の「持続可能ビジネスコンテスト」の優勝賞品として、丸亀製麺のキッチンカーも登場し、200食の天ぷらうどんが無料提供されました。来場者はできたてのうどんを楽しみながら、学生たちとの対話を通じて社会貢献活動を直接支援する機会を得ることができました。こうしたイベントを通じて、地域における絆が深まるとともに、社会問題に対する理解が広がっていくことが期待されます。

今後の展開



「丸箸」は、華叉祭での販売に続き、11月21日・22日に開催される「丸亀うどん祭り2025」でも販売予定です。田中ゼミナールの学生たちは、今後も被災地支援と伝統工芸の価値発信に向けて積極的に活動を続けていく意向を示しています。このような取り組みを通じて、持続可能なビジネスモデルを研究し、地域や社会に貢献する姿勢を持ち続けることが大切です。

まとめ



文教大学経営学部では、「人間愛」を建学の精神とし、企業や地方自治体との協働を通じて社会に貢献する人材を育成しています。「丸箸プロジェクト」にもその精神が色濃く表れており、未来を担う学生たちの積極的な取り組みにぜひ注目したいところです。地域社会への貢献と伝統技術の保存、双方の達成が成し遂げられることを願っています。


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