小学生レンジャーが海への思いを歌に込めて
愛知県蒲郡市と名古屋市で、環境問題をテーマにした感動のイベントが最近開催されました。このイベントでは、愛知県に住む小学4年生から6年生までの子どもたちが参加し、海の豊かさや環境問題について学びました。その中で、ユーモラスな芸人AMEMIYAさんが子どもたちの学びを元にオリジナルソングを制作し、全員で大合唱するという素敵な瞬間が生まれました。
この取り組みは、日本財団が推進する「海と日本プロジェクト」の一環で、次世代へと美しい海を引き継ぐためのものです。子どもたちは実際に海の環境や生物について学びながら、自らの手で歌詞を紡ぎ出していきました。
イベント概要
このイベントは2日間にわたって行われ、各日で異なる活動が行われました。
1日目:クルマエビ救出大作戦
- - 日程:2025年6月28日(土)10時~16時30分
- - 開催場所:愛知県蒲郡市(蒲郡商工会議所から竹島水族館へ)
- - 参加人数:18人(小学4~6年生)
- - 協力団体:愛知県水産試験場、がまごおり地魚普及実行委員会、竹島水族館
この日、レンジャーたちは県の魚である「クルマエビ」や、漁獲量の減少を知ることから始まりました。さらに、竹島水族館を訪問し、深海魚の魅力や環境問題について学び、特に美味しかった深海魚料理も楽しみました。
2日目:三河湾・伊勢湾防衛大作戦
- - 日程:2025年6月29日(日)9時~16時
- - 開催場所:愛知県名古屋市港区(稲永ビジターセンターから藤前干潟へ)
- - 参加人数:18人(小学4~6年生)
- - 協力団体:一般社団法人日本水中技術振興会、藤前干潟クリーン大作戦実行委員会
この日は、名古屋市港区の藤前干潟で、未来の海を思って自らの手で考える時間が設けられました。水中ドローンを使用して海中の観察をし、また海ごみの現状についても学びました。子どもたちは、集めた海ごみを通じて海を守る大切さを感じました。
歌に込めた思い
最後の活動では、学んだ内容を元に歌詞を作成する時間が設けられました。AMEMIYAさんが隊長となり、子どもたちのアイディアをつなぎ合わせながら2曲の歌が完成しました。これによって、子どもたちが学んだ内容が歌に凝縮され、実際に海を背景に大合唱するという感動のフィナーレを迎えました。
そして、このオリジナルソングはYouTubeで配信が始まりました。曲のタイトルは「栽培漁業、はじめてます~」「ごみ拾い、はじめました~」の2曲。どちらも子どもたちの思いが詰まったメッセージ性の強い作品です。ぜひ聴いてみてください!
```
【栽培漁業、はじめてます~】
愛知県の“県の魚”県魚はクルマエビ
いや甲殻類だけど!漁獲量はトップクラス
ただ減っちゃってるから“稚エビ”放流して
【全員】栽培漁業~はじめてます~!
```
```
【ごみ拾い、はじめてます~】
2日間通して強く思った
“いまもこんなに海にごみがあるなんて…”
エビもカニも貝も深海魚も鳥も泣いてる
【全員】ごみ拾い~はじめました~!
```
この取り組みを通じて、愛知の海の大切さを再認識するとともに、未来の環境問題に対して子どもたちが意識を持つきっかけとなりました。今後もこういった活動が続き、より多くの人々が海の重要性に気づくことを願っています。