大阪万博で楽しめる美味しいドーナツ無料配布
2025年に開催される大阪・関西万博。その会場内にある「WASSE」では、特別な取り組みとして石川県産の規格外のバターナッツかぼちゃを使用した「バターナッツかぼちゃドーナチュ」を500個、無料で配布するイベントが実施されます。このドーナツは、主に今年の暑さによって見た目に問題があるものの、味には問題のないバターナッツかぼちゃを活用して作られています。
異常気象が生んだ素晴らしい取り組み
近年は温暖化や豪雨により、農作物の状況が厳しくなっています。特に2025年の夏、日本の平均気温は過去最高を更新する見込みです。その影響で、農作物にとって販売できない規格外品が増えています。このバターナッツかぼちゃもその一例です。美味しさは変わらないのに、見た目が不揃いだからといって、正規ルートでの販売が難しい状況に陥っています。
実際、石川県金沢市には農業に従事する女性たちのグループ「ノマジョ・カナザワ」があり、彼女たちは毎年バターナッツかぼちゃを栽培しています。しかし今年は例年の約5倍に及ぶ規格外品が生まれてしまいました。そこで、ウフフドーナチュは「規格外のバターナッツかぼちゃを活用して美味しいものを作れないか?」と依頼を受け、今回のドーナツが誕生しました。
手作りの美味しさを引き出す秘訣
ウフフドーナチュでは、バターナッツかぼちゃを使ったドーナツのレシピにかなりのこだわりを持っています。工房で手作業を通じて、5cm角にカットしたかぼちゃをじっくりオーブンで焼き、かぼちゃの甘みや風味を最大限に引き出します。その後、ドーナツ生地には30%以上のかぼちゃが練り込まれ、風味豊かな仕上がりに。
当日のイベントは、大阪・関西万博の一環で行われ、期間は2025年10月3日(金)から7日(火)の5日間です。これらのドーナツの無料配布は、毎日午前13時から行われ、各日100個の上限があります。来場者はこの機会を利用して美味しいドーナツを味わっていただければと思います。
フードロスの削減と女性の活躍
ウフフドーナチュが配布するドーナツには、農作物の規格外品の活用以外にも、女性生産者の活躍を伝える意味があります。大阪・関西万博のテーマ「誰一人取り残さない包摂的なアイデア」にも合致し、多くの来場者に関心を持ってもらうことを目指しています。今後もウフフドーナチュでは、フードロス削減のための様々な取り組みを進めていく予定です。
「ウフフ」というブランドの思い
「ウフフ」というブランド名は、子育て中のママたちのために手作りのおやつを提供するという思いから生まれました。忙しい日常の中で、愛情たっぷりのおやつを子どもに食べさせたいというニーズに応えるために設立されたウフフドーナチュ。さらに、ママたちが安心して楽しめるように開発されたカフェインレスのコーヒー『ウフフコーチー』も好評です。
バターナッツかぼちゃドーナチュは、その一環として、美味しさだけでなく、エコで持続可能な農業の大切さを広める役割も担っています。ぜひ、大阪・関西万博のこの機会に、皆さんも味わってみてはいかがでしょうか?