子どもの読み力を向上させる新指標「ヨンデミーレベル」の誕生
オンライン教育プラットフォーム『ヨンデミー』を運営する株式会社Yondemy(東京都中央区、代表取締役:笹沼 颯太)が、子どもの“読む力”を測るための新たな独自指標『ヨンデミーレベル』について、特許を取得したことを発表しました。この独自の指標は、子どもたちに最適な本を選ぶための難易度を示すものです。
ヨンデミーレベルとは?
『ヨンデミーレベル』は、絵本や児童書1,000冊以上の全文データを解析し、各書籍の文章の難しさや内容のレベルを数値化した指標です。子ども一人ひとりの読解力に応じた本の提案を通じて、より楽しい読書体験を提供することを目指しています。これにより、読書の楽しさを広げ、読書習慣を育む基盤作りを行っています。
海外との違い
海外では、英語学習において読解力や文の難易度を測る「Lexile指数」が広く使われています。この指標は、自分のレベルに合った書籍を選ぶ文化を育んできました。しかし、日本にはこれまでその類の客観的な指標が無く、子どもたちが難しい本を手に取って挫折することが多く、読書から離れる原因となっていました。
特に日本語は漢字、ひらがな、カタカナの複雑な組み合わせを特徴としているため、海外の指標をそのまま使うことは難しいという現実があります。そこでYondemyは、日本特有の言語特性に合わせた指標を独自に開発する必要がありました。
ヨンデミーレベルの特長
1. 自分にぴったりの本が見つかる
本の難易度を数値化することで、子ども自身が自分に合ったレベルを把握しやすくなります。これにより、読書が苦手なお子様も無理のないレベルから本を始め、楽しく読書を続けることができます。
2. 独自の評価システム
『ヨンデミーレベル』は、漢字や文の長さなど複数の要素に基づき、文章の難易度を評価します。表面的な読みやすさだけでなく、内容の深さや理解度まで見極めることができる点が特長です。
3. 読書習慣をサポート
適切な難易度の本を読ませることで、達成感を味わいやすくし、読書に対する苦手意識を克服させるサポートを行います。レベルに合う本との出会いを通じて、楽しみながら読書力を伸ばし、より難解な本へも挑戦できるようになります。
4. 漢検に対応
日本漢字能力検定(漢検)との対応も行っており、家庭での利用も容易にしています。お子様の漢字力に合った本を選ぶことで、無理なく読書を進め、語彙力や漢字力を深められます。
幅広い活用事例
『ヨンデミーレベル』は、全国の書店や教育機関に浸透し始めています。大垣書店やふたば書房などでこの指標を用いた本棚が展開されており、未来屋書店とのコラボ企画「未来屋すいせん図書」にも導入されています。これにより、子どもたちが自身の読書力に見合った本と出会える素晴らしい環境が整いつつあります。
今後の展望
Yondemyは、今後出版社や教育機関とのコラボレーションを一層強化し、読書教育における新たなスタンダードとして『ヨンデミーレベル』を普及させることを目指しています。また、技術革新を追求し、読書支援だけでなく、子どもたちの総合的な学習能力を育む新たな教育分野にも挑戦していく計画です。
会社概要
株式会社Yondemyは、子どもたちが楽しみながら読書習慣を身につけられるよう、オンライン習い事『ヨンデミー』を提供しています。読書の魅力を広げる努力を通じて、子どもたちの成長を促進し、新しい学びの文化を創出することに貢献し続けています。