地元の誇りを胸に！卒業式を彩るフラワーフォトブース

2025年3月3日、鳥取県倉吉市にある倉吉農業高等学校で行われる卒業式に、北栄町産のストックを使った「フラワーフォトブース」が寄贈されることが決まりました。この取り組みは、JA鳥取中央大栄花き部会が地域の若者たちの人生の節目を祝福し、同時に地元の花の魅力を伝えることを目的としています。

北栄町は、全国有数のストック生産地として知られており、最近では鳥取県から花の栽培技術で表彰を受けるなど、全国的な認知度も高まっています。JA鳥取中央大栄花き部会は、北栄町を「花の名産地」として発展させるための活動を積極的に行っており、地域の未来を担う若者たちに花作りの魅力を伝えることが重要なミッションとなっています。

寄贈される「フラワーフォトブース」では、卒業したばかりの学生たちが地域の花々に囲まれた素敵な写真を撮れる場所を提供します。写真は、記念として持ち帰ることができるため、卒業生にとっても思い出深いイベントとなることでしょう。このような取り組みを通じて、JA鳥取中央大栄花き部会は地域との連携を深めつつ、次世代の花栽培者となる若者たちを育成していく方針です。

フラワーフォトブースは、卒業式後の12:30頃、倉吉農業高等学校の体育館に設置される予定です。地元の花で彩られた特別な空間で、学生たちは自分たちの卒業を祝い、思い出に残る瞬間を楽しむことができるでしょう。

さらに、JA鳥取中央大栄花き部会は新型コロナウイルスの影響で減少した花の需要に対応するべく、産地PR活動に力を入れています。その結果、令和6年度の販売金額は前年より10%増加し、2.2億円を突破する見込みです。

地元の経済を支える花の生産者たちが、失われた需要を取り戻し、さらなる成長を目指す姿勢は地域の希望となっているのです。

このように、地元産の花が学生たちの卒業式を華やかに彩る一方で、JA鳥取中央大栄花き部会の取り組みによって、北栄町の花文化が若者たちに引き継がれていくことが期待されます。地域の特産物を活かしたこのようなイベントは、今後も継続していってほしいものです。