子どものスマホ購入、保護者の意識と選択基準を探る新調査

子どものスマートフォン購入に関する意識調査

バックマーケットでは、2025年7月に全国の小学1年生から中学3年生を持つ男女計1,000人を対象に、子どものスマートフォンについての意識調査を実施しました。調査の結果、子ども用スマートフォンの購入に関する保護者の意見や選択基準が明らかになりました。

約8割が保護者主導

調査によると、77.5%の保護者が子ども向けのスマートフォン購入を主導していることがわかりました。目的としては、「親子間の連絡手段の確保」が38%、「GPS機能による居場所確認」が33%、そして「塾や習い事の移動に備えた連絡」が29%という回答が多く、子どもの安全を優先していることが見て取れます。特に夏休みを控え、子どもが外出する機会が増えるため、スマートフォンの重要性が増しているようです。

安全性と費用対効果が重点

スマートフォンの選定において、保護者が重視するポイントは、端末の価格と月額料金がその機能に見合ったものであるかどうかです。51%がこの点を挙げ、「フィルタリング機能の有無」や「位置情報の確認ができるか」といった安全面の機能も重視されています。過度な高機能性を求めず、必要な安全機能を備えつつも、コストとのバランスをとった選択をしている様子が伺えます。

初期費用を抑える意識

実際に子どもが現在使っているスマートフォンの端末代については、34%の保護者が1万円未満を選んでおり、初期費用をできるだけ抑えたいという意識が表れています。成長する子どもに合わせて機種変更を考えるため、高額な初期投資を避けていると考えられます。

月額費用の理想

月々のスマートフォン利用料金について、約72%の保護者が5,000円未満を理想としています。子どもに必要な機能を確保しつつも、家庭の負担を最小限に抑えたプラン選びが求められています。

新品にこだわらない

「新品にこだわらない」と答えた保護者は約32%もおり、その多くが「コストを抑えたい」という理由で新品にこだわっていないことがわかります。リファービッシュ品、つまり整備された中古品でも性能に問題ないと感じている保護者が多く、高品質な中古品の需要が高まっていることが伺えます。このように、子ども向けのスマートフォン市場においては、保護者の意識の変化が大きな影響を与えているのです。