新しい時代の子どもたちへ贈る「1分で一生」シリーズ
ポプラ社が発表した「1分で一生」シリーズは、現代の子どもたちが楽しみながら学べる新しい形の伝記・知識シリーズです。AIやショート動画が日常となった今、1分で概要を理解できるビジュアルページが取り入れられ、タイパ(タイムパフォーマンス)を重視する子どもたちにぴったりの内容になっています。このシリーズでは、偉人や科学の面白さを短時間で知ることができ、自分自身の「好き」を見つけるきっかけが詰まっています。子どもたちの知的好奇心を刺激することを目指しています。
ビジュアルページで楽しく学ぶ
このシリーズの特徴の一つは、各巻に10見開きも用意されたビジュアルページです。動画で学ぶことに親しんでいる子どもたちのために、友達のノートを見ているような親しみやすい、手描き風デザインが採用されています。眺めているだけで自然と知識が入ってくる工夫がされており、特に忙しい親子にとっても概要を把握するのに最適な作りです。このように、視覚的な魅力と内容の伝わりやすさを両立させることで、抵抗感なく本に入り込めるように工夫されています。
自分に似た偉人を見つける楽しみ
巻頭には、偉人タイプ診断が収録されており、これによって子どもたちは自分がどの偉人に似ているかを知ることができます。自分ごととして偉人に親しむことで、伝記への興味が湧くような仕掛けです。また、巻末にはクイズやコラムも付き、学んだことを総括する機会が提供されるため、より深く知識を身につけることが可能です。
10人の偉人を一冊で楽しめる
「1分で一生」の各巻では、10人の偉人を取り上げており、短時間で多くの知識に出会うことができます。さまざまな偉人の中から自分の「好き」を見つけ出すことは、子どもたちにとって大切な成長の一環です。子どもたちが自分の「好き」を見つけ、それが一生のスキルや情熱に繋がることを期待しています。
ショート動画でさらに魅力アップ
同時にリリースされたラップを使ったショート動画も大きな話題となっています。若手編集者自らが製作したこの動画は、偉人の活躍を1分で伝えるもので、子どもたちが隙間時間に見やすい内容となっています。この動画は、YouTubeのように気軽に視聴でき、同時に本を手に取ってもらうための強力なアプローチです。
編集長からのメッセージ
ポプラ社の大塚訓章編集長は、30年以上の児童書編集歴を持ち、現代の子どもたちが直面する複雑な課題に対して、本シリーズがどのような貢献ができるかを考えてきたと語っています。未来への不安が高まる中、ほんの隙間時間で「面白い」と感じられる本を提供し、子どもたちの知的好奇心を育む手助けをしたいとの思いが込められています。このシリーズを通じて、子どもたちが新たな「好き」に出会い、それが成長の原動力となりますように。
書誌情報
1分で一生(1)『偉人のお話人や国のため編』は、クレオパトラなどの10人の偉人を収録しており、ビジュアルページや偉人タイプ診断が含まれています。
1分で一生(2)『偉人のお話発見・発明編』では、エジソンを含む発見・発明を行った10人の伝記が紹介されていて、初めての伝記にも最適です。どちらも2025年3月発行予定で、価格はそれぞれ1,320円(税込)です。次世代を担う子どもたちに、より良い知識のボトルを届けるこの「1分で一生」シリーズ。ぜひ親子で楽しんでみてください。